禿岳周回

【年月日】

2022年6月25日
【同行者】 単独
【タイム】

登山口入口(10:02)−尾根上(11:51)−禿岳(12:28)
−花立コース九合目(12:37-13:06)−花立峠(14:06)−登山口入口(16:00)

【地形図】 鬼首 向町 ルート地図(マウスホイールまたは左下のズームで拡大・縮小)

 家を出たのは前日夕方だったが、割合スムーズに走れたのに、登山口に着いたのは、あまりいい時間でもなかった。
 作業道に轍がついていたが、いい道でなかったので、登山口の入口に自動車をとめた。

急登(大きな写真)
ウスヒラタケ(大きな写真)

 しばらく作業道を行く。
 支尾根に上がる初っ端からお助け紐がかかっている。
 やれやれ。

 地形図のとおり、一瞬のすきもない急登が続く。
 最初はスギ林。
 比較的よく育っている。

 その先は、ブナ林。
 壮年ブナが多いが、原生林ではなさそうだ。

 とにかく、頑張るしかない。
 ウスヒラタケが出ていたので、お昼のおかずに摘んでいった。

 よく整備された広い道に見えるのだが、中腹に倒木帯がある。
 ここはよろしくなく、これを越えるのに、無駄なエネルギーを費消した。

 ずいぶん登ったあたりまで来ると、樹林帯が灌木帯に変わったような気がする。
 天気はあまりよくなく、ずっと曇っていたが、頂稜にかかっていた雲は取れてきた。

クジャクチョウ(大きな写真)
ミツバオウレンの道(大きな写真)

 ようやく、尾根の上。
 北への道はついていなかった。

 少し下って、前衛峰への登りはきつそうに見えるが、ここまでの登りに比べれば、さほどでもない。
 やせ尾根では、ゴゼンタチバナ・ツマトリソウ・アカモノ・ニガナなどが咲き、東側の急斜面ではニッコウキスゲが咲き始めていた。

 登っているときには気づかなかったが、一時的に冬型になっているらしく、最上側から陸前側へ強い風が吹いており、雲が流れていた。
 途中、ハイカーにはまったく会わなかったが、山頂には花立からきたらしき人々がたくさんいて、腰を下ろす場所もなかったので、九合目まで行って大休止にした。

 ここまで稜線は灌木が主だったが、一部に風衝草原があって、ミツバオウレンやイワイチョウの群生が見られた。

 花立峠へは灌木帯を緩やかに下っていく。
 サラサドウダンはおおむね終わっていたが、まだ見ごろの株もあった。

 意外にたくさんの車がとまった花立峠から長い車道歩き。
 一時間もあれば登山口に戻れるかと思いきや、二時間もの車道歩きを強いられて、疲労困憊した。

サラサドウダン(大きな写真)
牧場から禿岳(大きな写真)

 牧場を抜けて、荒れ地を行くと、何とかライオンズクラブが植樹して、記念碑まで立てたところのわきで樹林を皆伐してメガソーラー建設の真っ最中で、昭和の槌音は相変わらず健在だと感心した。