妖気漂う大尽山
- 登山口から往復 -

【年月日】

2022年5月26日
【同行者】 単独
【タイム】

登山口(4:38)−大平分岐(5:10)−大尽山分岐(5:39)
−一体地蔵(7:23)−大尽山(7:58-8:09)−登山口(10:20)

【地形図】 恐山 薬研温泉 ルート地図(マウスホイールまたは左下のズームで拡大・縮小)

 横浜町で仮眠したあと、国道を北上して恐山に向かった。

 大尽山登山口までスムーズに走ったが、登山口周辺に山がない。
 大尽山へは、宇曽利山湖畔をかなり歩いてからとりつかねばならなかった。

妖気漂う(大きな写真)
ブナ(大きな写真)

 薄明るくなってすぐに歩き始めた。
 アカショウビンの鳴き声がすぐ近くで聞こえる。

 ヒバとブナの混生林に、無数の稚ヒバが生えている。
 恐山の一画に来ているという気持ちもあって、普段の山にはない妖気のようなものを感じる。

 宇曽利山湖畔の道を一時間も歩く。
 すっかり明るくなって、妖気漂うという感じではなくなった。

アスナロ1(大きな写真)
アスナロ2(大きな写真)

 酸性の強そうな小沢を何本か渡って、大尽山分岐。
 ここからようやく、多少の傾斜が出てくる。

 ブナとヒバの原生林で、森の風情は極上で、そこここに、巨大なヒバやブナが林立していた。
 緩やかながら登りらしくなってくると足元に、イチヨウランやシラネアオイが出てくる。
 花が多くなってくるのは、かなりきつい上りと感じるようになってからだ。

イチヨウラン1(大きな写真)
イチヨウラン2(大きな写真)

 シラネアオイやサンカヨウ、ミヤマカタバミなど、雪解けあとの花々が咲く中を頑張って登れば、一体地蔵。
 覆屋の中に石地蔵がおさめてある。

 直進すれば川内川方面に行きそうだが、ここは分岐を大尽山へ。
 標高差にして200m強のこの登りはけっこうきつかった。

シラネアオイ1(大きな写真)
シラネアオイ2(大きな写真)

 山頂はまずまず好展望。
 目の下に宇曽利山湖。

 南東方向は釜臥山。
 陸奥湾の向こうに津軽半島。

 この日は大休止なし。
 来た道を戻った。

サンカヨウ(大きな写真)
宇曽利山湖(大きな写真)

 下山後、恐山にお参り。
 平日のため、参拝者も少なく、静かでよかった。

ふきのとう(大きな写真)
恐山山門(大きな写真)

 山門を入ると正面に本堂があり、手前両側に男女別の湯小屋があった。
 一般の参拝者も入浴してよかったらしく、その点、下調べが足らなかった。

 恐山から八戸方面に戻る途中、小さな渓で竿を振った。
 反応はそこそこあって、ミニヤマメが遊んでくれた。

男湯(大きな写真)
日本一のイチョウ(大きな写真)

 百石インターの近くに日本一のイチョウという看板があったので、立ち寄った。
 株立ちになっていて、まるでイチョウの群落のように見えたが、一本の木なので、巨大な木だった。

 この日はさすがに疲れてしまった。