若ブナの尾根
− 三国山稜 −

【年月日】

2017年1月2日
【同行者】 単独
【タイム】

籠坂峠(7:45)−大洞山(8:56)−楢木山(9:22)−三国山(9:42)
−三国峠(9:54)−鉄砲木ノ頭(10:15-10:51)−切通峠(11:22)
−平野(11:47)

【地形図】 富士吉田 須走 駿河小山 御正体山 ルート地図

 電車だと一番のバスに間に合わないので、大月駅に自動車をとめて、電車とバスでアプローチした。

愛鷹連峰(大きな写真)
ブナ1(大きな写真)

 墓地への道に入ってしまったため、途中でルート修正。
 足元はバリバリに凍っているが、風は弱い。

 旗尾山・太刀山分岐まで歩くと身体が暖かくなってきたので、上着を脱ぐ。
 薄く冠雪した道だが、歩行に影響はなし。
 まわりは灌木帯で、見るものに乏しい。

 富士山には雲がかかっていて、全く見えなかったが、富士山の南に愛鷹連峰が意外に近く望まれた。
 アザミ平からはブナの道。
 巨木はないが、なかなかの壮年木はそこここにあって、いいところだった。

ブナ2(大きな写真)
ブナ3(大きな写真)

 大洞山あたりから南に見える山塊はどこだろうかとしばらく思案して、あれは箱根連山だったと納得した。
 そういえば、この日は箱根駅伝の日だった。

 ヅナ峠あたりまで来ると、雪が少なくなって、まだらに土が見える状態になる。
 三国山は、駿河・相模・甲斐の国境ピークだ。

箱根連山(大きな写真)
ブナ4(大きな写真)

 三国峠で車道を渡ると、鉄砲木ノ頭への登り。
 ここまで登りらしい登りがほとんどなかったのだが、傾斜はさほどないものの、標高差150メートルを登る。
 三国峠から往復する人が多いのか、ここはハイカーが多かった。

悪沢岳(大きな写真)
赤石岳(大きな写真)

 この斜面は樹林帯でなくカヤトなので、山中湖の彼方に南アルプスが見える。
 赤石岳・悪沢岳・塩見岳は全体が見えるのだが、農鳥岳より右は雲がかかっていて、今ひとつだった。
 ここはまた富士山の展望台のはずだが、富士山は完全に雲の中だった。

塩見岳(大きな写真)
赤岳(大きな写真)

 ここまで休まずに来たので、山中諏訪神社奥宮の前で大休止。
 風もなく、まずまず暖かな山頂だった。

北岳(大きな写真)
間ノ岳(大きな写真)

 休んだあと、切通峠をめざしてさらに北上する。
 ここからは雪もなく、淡々とした下りだ。

 切通峠からの下りは少し、踏みあとが乱れるが、すぐに車道に出る。
 12時12分のバスに間に合いたいので、いくらか急いだ。

ブナ5(大きな写真)
平野から富士山(大きな写真)

 平野のバス停には12時前に着いたのだが、一本前の富士山駅行きのバスが出ようとしているところだった。
 こちらの存在には気がついていたと思うので、待ってくれればよいのに、さっさと発車してしまった。
 次の12分発がすぐに来たので、結果的には問題なし。

 雲が少しずつとれてきて、平野からは富士山がくっきりと見えていた。