まだ咲いている !
− 浜沢から矢平山 −

【年月日】

2014年1月5日
【同行者】 単独
【タイム】

無生野(9:15)−浜沢(9:33)−立野峠(10:20-10:27)−寺下峠(11:45)
−矢平山(12:25-11:39)−大丸(13:13)−馬頭尊(13:43)−鳥沢駅(14:32)

【地形図】 都留、大月 上野原 大室山 ルート地図

 無生野から立野峠へ至る破線路を登るつもりで、無生野でバスを降りたが、あるべきところに道がなかった。
 逡巡していると、登山口のお宅の主が出てきて、その道は消えたと教えてくれた。
 立野峠へ行くなら、浜沢から登ればよいと言われたので、車道を戻り、浜沢から山に入った。

 この道なら、数ヶ月前に来たばかりだ。

 屋敷か畑あとのような石垣を見ながら沢沿いを行き、ケヤキの大木のあるところを通って、尾根に上がる。
 上部で無生野からの道が合流するはずだが、そのような分岐は見あたらなかった。
 無生野からの道はやはり、消えてしまったのだろう。

 立野峠で小休止して、東への尾根を行く。

オケラ(大きな写真)
コウヤボウキ(大きな写真)

 ヒノキを植えたばかりで展望のよいところもあったが、雲が多く、富士山などは見えなかった。
 コウヤボウキ・リンドウ・アキノキリンソウ・リュウノウギク・オケラなどの花がらがそこここに見えており、秋のにぎやかさをしのばせた。

 おおむね平坦な尾根で、歩程がはかどる。
 尾根部分のほぼ中間点の寺下峠まで来ると、雑木越しに矢平山が見えてくる。
 このあたりから見る矢平山は、雑木にほぼ覆われており、たいへん立派な山容をしている。

アキノキリンソウ(大きな写真)
リンドウ(大きな写真)

 丸ツヅク山へはひどい急登だが、ピークを巻く道がある。
 矢平山へは、石まじりの急登である。
 さすがに最後はへばったが、どうにか登りきり、しばらく行った先が矢平山の三角点だった。

 雑木に囲まれていて、展望なし。
 しかし、いかにも暖かな感じの日だまりだった。
 ここで大休止。

 ホットココアを飲み、雑木林の風情を味わいながらラーメンを食べていたら、トレランの人が走って通り過ぎた。

ヤマガラか
コゲラ

 ここから大地峠へは、さしたる距離でない。
 南への分岐のあるところが、旧大地峠かもしれない。

矢平山直下の雑木林(大きな写真)
寛政六年の馬頭尊(大きな写真)

 大丸からは、四方津方面への道を下る。
 林道を渡り、尾根道を行くが、山道と林道がほぼ並行しているので、風情はよくない。

 お屋敷の松というところを過ぎ、林道と離れると、寛政六年の銘のある馬頭尊を見る。
 この道は、大地や寺下から四方津方面への古い峠道だったのである。

 道は長いが、峠道らしく平坦で歩きやすいので、すぐに前方に人家が見えてくる。
 川合のコンクリ道に出ると、聖徳太子の供養塔があった。

川合の太子塔(大きな写真)
川合の大ケヤキ(大きな写真)

 四方津へは、道標が整っているので、わかりやすい。
 途中、薬師堂という看板のある小さな建物の上に、大きなケヤキがあるのを見つけた。
 著名な木ではないと思うが、とても貫禄のあるいい木だった。

 四方津駅の下までは順調だったが、駅への入り方がわからず、やや困惑した。
 西側にガードがあったので、それをくぐったら、駅の前に出ることができた。