この休み場で聞いた話だが、土合か天神平のホテルに泊まった観光客で、浴衣がけ・旅館のスリッパをはいて山頂まで登った人がいたそうだ。 岩がごろごろしはじめると、潅木が疎らになっていき、マチガ沢と西黒沢の展望が開けてくる。 ミネウスユキソウ、オトギリソウ、ハクサンフウロ、うすむらさき色のカラマツソウ、白いカラマツソウ、クガイソウ、シモツケソウ、キンレイカ、イブキジャコウソウ、ギボシ、ミヤマキンバイなどの花を見ながら登っていくと、天神尾根と西黒尾根が合わさるところの雪田。
涼しくて、非常に気持ちがいい。 ウサギギク、ニッコウキスゲ、ヨツバシオガマ、タカネバラ、ダイモンジソウ、キバナニガナ、ハクサンシャクナゲなどがそこここに咲く中、オキの耳を過ぎると、人の姿がめっきり少なくなった。
やがて、小さな避難小屋が建つ一ノ倉岳。
茂倉岳避難小屋もあまりきれいとは言えない。
ダンプやブルドーザが見えてくると、関越トンネルの工事現場。 |