藤原岳

【年月日】

2006年3月19日
【同行者】 Uさん
【タイム】

聖宝寺登山口(7:43)−藤原山荘(11:00)−展望台(12:00)
−八合目(12:46)−大貝戸登山口(14:00)

【地形図】 篠立、竜ヶ岳 ルート地図

フクジュソウはまだつぼみ
樹林帯に咲くコセリバオウレン

 頂稜には雲がかかっているが、天気予報はさほど悪くなかったので、山にとりつくことにした。

 聖宝寺登山口近くの駐車場に自動車をとめ、石段を登って行くと養魚場。
 1年魚、2年魚のニジマスが池で泳いでいた。
 旅館の駐車場を抜けて登山道に入る。

 大きな堰堤を見ながらしばしで水場。
 ツルネコノメソウが咲いている。

 はじめは照葉樹林だったが、その先はずっと単調なスギ林。
 見るものは何もない。

 5合目あたりまで登ると、左手の明るい斜面にフクジュソウが点々と咲いているのが目に入った。
 ミソサザイがにぎやかにさえずり、春らしいムードを盛り上げていた。

 6合目の広場でセツブンソウ。
 秩父で見るのより花が小さいが可憐な花だ。

 7合目を過ぎるとフクジュソウのつぼみが多くなるが、残雪も多く、雪のないところはひどくぬかる。
 林床にコセリバオウレンの小さな花が目立つようになる。

 腐れ雪の道を登っていくと9合目から展望が開けて、平野が見える。
 天気はまずまずだが、風が強い。
 フクジュソウのつぼみが至るところに出ているが、開花には少し早かった。

展望台下の雪原
ヒラタケが出ていた

 頂上台地上は風が強い上、風花まで飛んでいたので、藤原山荘に入って食事。
 お湯を沸かしていたら、後来の客がどんどん入ってきて、あっという間に座る場所がなくなった。

 腹ごしらえをして展望台に向かう。
 広大な雪原になっている緩斜面を登りつめると大展望が待っていた。
 風が強いので、ここには雪なし。

 帰りは8合目から大貝戸道に入る。
 こちらは風は吹いてないものの、ずっとスギ林で、いささか飽き飽きする。

 ミヤマシキミの地味な花などを見ながらどんどん下ると、ライムグリーンのオニシバリ。
 これは初めて見た花。
 シキミの花も咲いていた。

 ヤマザクラの倒木にヒラタケが出ていたが、写真を撮るのは一苦労だった。
 こちらのセツブンソウはすでに花が終わって、種子になっていた。