冬の毘沙門山
−鉄塔巡視路から−

【年月日】

2019年1月27日
【同行者】 2名
【タイム】

要トンネル(8:13)−榛名線154号鉄塔(9:09-9:18)−980メートル圏ピーク(10:30-11:09)
−毘沙門山(11:20-11:29)−小尾根取付(12:05)−要トンネル(12:56)

【地形図】 長又 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)

【鉄塔付近再訪・年月日】 2019年1月31日
【鉄塔付近再訪・同行者】 単独
【鉄塔付近再訪・タイム】

要トンネル(12:52)−鉄パイプ橋(13:09)−榛名線154号鉄塔(13:33)
−展望岩(13:49-14:07)−要トンネル(14:29)

【地形図】 長又 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)

 要トンネルからスタート。
 8時過ぎだというのに、陽はまだ射さず、底冷えがする。
 地形図の橋よりやや手前の、もう一つの橋を渡って、よく踏まれた道をトラバースしていく。

要トンネルの石板(大きな写真)

両神山(大きな写真)

 黄色の杭が立っていないから、これは巡視路ではない。
 少し登ると日なたに出て、すこぶる明るい。
 明らかに畑のあとであり、人家があったらしき平坦地や家の残骸もある。

 道は相変わらず明瞭だったが、地形図の破線路からは大きく外れていき、最後の山畑あとで消滅した。
 そこから尾根に上がる。

 尾根の上には細い踏みあとがあり、ヤブもないので、問題なし。
 ただ、季節風が吹いていて、かなり寒かった。
 いつしか、もとの道に戻った。

 154号鉄塔で小休止。
 毘沙門山の稜線が左に見えるが、まだずいぶん高い。

 その先で明瞭な道はトラバースしながら下っていく。
 そちらへ入りかけたが、JICKYさんが気づいて尾根道へ修正。
 しだいに斜度が増していく。

 尾根が左へカーブしていくと、壁のような急斜面が立ちはだかる。
 かなりうんざりするが、ピークが近づいてきた証拠だから、ずり落ちないように我慢して登る。
 途中に岩場が一箇所。特に問題なし。

 息を切らしてピークに立つ。
 腰を下ろしたいが、風が冷たい。
 やや下った陽だまりが穏やかだったので、そこで大休止。

甲武信ヶ岳(大きな写真)

二子山(大きな写真)

 ゆるいピークを一つ越えると、毘沙門山の岩峰が姿をあらわす。
 鞍部には、巨大なすり鉢状の穴がある。
 人が作ったものとは思えないほど大きいから、自然にできたものと考える他ない。

 おそらくこれはドリーネだろう。
 しかも巨大だ。
 ことによると、地下に空洞があるかも。

 毘沙門山へは北側から回り込み、急斜面をよじ登る。
 強い冬型で雲も飛んでいたが、相変わらずゴージャスな展望だった。
 JICKYさんが筑波山が見えると教えてくれた。

 寒いので、そろそろと下山にかかる。
 急斜面を慎重に下り、鞍部から小尾根を下る。
 間違えては困るので、ここはGPSを使って慎重に行った。

 7年前に来たときには、立木に蛍光グリーンのマークがたくさんついていたのだが、消えてしまったのか、ほとんど見なかった。
 下部はフジの太いつるが多く、干からびたヒラタケがでているのもあった。

 首尾よく沢に降りることができたが、沢の中は倒木が多く、巻道も消えかけていて、歩きづらかった。
 暖冬のせいで沢はあまり凍っておらず、とはいえ登山靴なので慎重に行った。

 鉄パイプ橋を見ると、林道終点は近い。
 要トンネルまで、さほど時間はかからなかった。