初冬の大ナゲシ

【年月日】

2010年1月16日
【同行者】 6名
【タイム】

出合(8:00)−小倉沢(9:06-9:19)−赤岩峠(10:16-10:21)
−大ナゲシ(12:12-12:39)−赤岩峠(14:17-14:25)−小倉沢(14:42-14:50)
−出合(15:50)

【地形図】 両神山 中津峡 ルート地図

 2年前に積雪のため途中撤退した大ナゲシに行ってきた。
 今回は初冬の大ナゲシだが、この山は、アカヤシオの季節と今がベストシーズンだ。

大ナゲシ遠望(大きな写真)

落葉の赤岩峠(大きな写真)

 中津川行きのバスは、土日だと出合着10時ごろになってしまうのだが、平日なら8時に出合に着けるので、好都合だ。

 出合から鉱山への寒々しい車道を行く。
 眼下の神流川べりでは、わずかに黄葉が残っているが、斜面はほぼ落葉しきって冬の装いだ。

 鉱山に着くころには、身体も暖まり、日も射して、青空をバックに赤岩岳が威圧的な姿をあらわす。
 みんな岩場にまだ慣れなていないので、登山口でシットハーネスを装着した。

大ミズナラ(大きな写真)

冬枯れの雑木林(大きな写真)

 ここを初めて訪れた19年前には植えたばかりだったヒノキはずいぶん成長したが、間伐もされないので、真っ暗な林になっている。
 これではよい木に育たないので、手入れしたほうがいいのだが、とても手がまわらないのだろう。

 ジグザク登りでヒノキ林を抜けると、雑木とアセビの明るい尾根に出る。
 赤岩峠への最後の登りは、カエデやイヌブナが落葉してとてもいい感じだ。

 赤岩峠に出ると、北からの風が冷たかった。

 前回登高を断念した露岩の尾根を軽く登り、分岐を下って大ナゲシの基部へ。
 ここでザイルのセットに、やや時間がかかる。

 それなりに苦戦しながらも、みんな無事に岩場をクリアして山頂へ。
 主稜線では強い風が吹いていたのに、山頂ではほとんど微風状態だった。
 このピークは、風の流れから外れた位置にあるのだろう。

 ここから両神山は見えないかと思っていたが、剣ヶ峰の尾根は見えていて、八丁尾根が見えないのだった。
 ほぼ快晴ではあったが、西から北の方は雲が湧いていて、浅間山や八ヶ岳は見えなかった。

 14時過ぎのバスには、どっちにしても間に合わないので、ややゆっくり大休止して下山にかかった。

 出合に戻ったのはバスが出る20分ほど前と、まずまずちょうどいい時間だった。