秋立つ里山
−魚尾道峠から志賀坂峠−
【年月日】 |
2013年10月13日 |
【同行者】 |
単独 |
【タイム】 |
西岳登山口(12:11)−魚尾道峠(13:12)−休憩(13:35-13:54)
−志賀坂峠分岐(14:11)−志賀坂峠(14:35)−諏訪山駐車場(14:46)
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【地形図】 |
両神山 ルート地図
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術後初めての山は、近所の裏山にした。
諏訪山の駐車場の自動車をデポして、自転車で西岳登山口へ下る。
休日とあって、バイクが車線をいっぱいに使って走っていて、かなり怖い。
涼しい季節風が吹いてきたが、歩き始めるとかなり暑くなった。
急なところはないが、力を抜いて意識的にゆっくり登っていった。
足元には、アキノキリンソウやアブラギクなど、黄色系の花が多い。
地面は乾いていて、きのこはほとんど出ていなかった。
オトコヨウゾメはあちこちに実っていたが、ガマズミは見なかった。
数年前に新しく植林したヒノキもずいぶん育ってきており、二子山の展望台だったところも、まもなく暗い林になりそうだ。
植林地から魚尾道峠までは刈り払いがされていないため、ススキやオッカドが茂って歩きづらかった。
草の下に、コシオガマやナギナタコウジュがひっそりと咲いていた。
魚尾道峠の手前で、鹿防護柵を通る。
このところ、柵のない山のほうが珍しくなってきた。
やむを得ないことである。
叶後への峠道はもちろん、存在しないが、初冬か早春に来てみれば、かすかな道形が見つかるかもしれない。
叶山鉱山はまだ、石灰の採掘をしているようだが、秩父市へつながるベルトコンベアはもう、動いていない。
志賀坂峠への尾根道に入るとすぐに、先ほどの続きの鹿防護柵を通る。
尾根道はしばらくはっきりしている。
新しい植林地からは、目の前の両神山がよく見える。
一ヶ所だけ、尾根道の消えるところがあるが、そこを突破すればまもなく、よい道になる。
基本的に、植林地と雑木林の道である。
1時間半ほど歩いたので、林の中で大休止。
といっても、ラーメンを食べてお茶を飲んだだけだから、20分ほどだ。
緩やかに下って行くと、223号鉄塔。
ここは叶山の展望台だが、山は頭を削られて、無残な状態だ。
次の緩やかなピークを越えると、文字の消えた道標が建っていて、志賀坂峠への分岐。
ここは直進して叶山か叶後へと続くらしき踏み跡のほうが明瞭なので、間違えそうだ。
そばには雨量計か何かの施設も建てられている。
ここから志賀坂峠へは、しばらく廃道状態の急な尾根を下る。
カラマツの樹の下に、ハナイグチがいくつか出ていた。
ハナイグチ
| 生きてる道標
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尾根道が復活して、鉄塔を1基過ぎると、志賀坂峠。
尾根上の踏み跡を直進すると諏訪山だが、ここは中里村側へと下っていく。
ここは整備されていて、歩きやすい。
馬頭尊が立っているので、旧峠道なのだろう。
自動車をとめたところまで、すぐに下れた。
2ヶ月のブランクだったが、バテバテということもなかった。
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