陽春の四阿屋山

【年月日】

2009年4月26日
【同行者】 多数
【タイム】

両神役場(8:29)−柏沢公会堂(8:40)−94号鉄塔(9:08-9:13)
−四阿屋山(9:45-10:10)−展望広場(10:26-11:50)−薬師の湯(12:23)

【地形図】 長又、三峰 ルート地図

新緑の毘沙門山

新緑の両神山

 雲はまだ残っていたが、青空ものぞき、好天が予想された。
 両神庁舎から車道を西に歩く。

 あたりは美しい、新緑の山里だ。
 道ばたではタチツボスミレやヤマブキが咲き、人家の庭でもさまざまな花が咲き乱れていた。
 ムクドリやガビチョウの鳴き騒ぐ声も聞こえる。
 沢筋のコゴミは、すでに開いてしまっていた。

 柏沢集落に入ると、畑のブルーベリーが白い花をつけていた。
 公会堂の前から山側の道に入り、最奥の墓地のわきから登山道に入る。

 植林もされているが、おおむね雑木林が続く。
 足元には、イカリソウ・ユキザサ・ミミガタテンナンショウ・ホソバテンナンショウなどが咲いている。

ヒトクチタケ

ミヤマカラスアゲハ

 荷物が少ないので、同行者の足取りも軽い。
 94号鉄塔で小休止。
 ここのタラノメも完全に開いてしまっていた。
 両神山が半分見えているが、二子山は鉄塔越し、毘沙門山はよく見えた。

 この先、傾斜が多少出てくる。
 鳥居山コースとの合流点で、期せずして別隊と合流。

 蒼いシャワーのような雑木林を登る。
 両神神社を過ぎ、鎖場にかかると、シジュウカラ・オオルリ・ヤブサメなどのさえずりを聞く。

シオデ

ヤブレガサ

 ひと登りで到達した四阿屋山の山頂では風もほとんどなく、青空に綿雲が浮かんでいた。
 両神山や二子山が、ここからは無傷で望まれた。

 去年はミツバツツジがよく咲いていたのだが、春の早い今年は、ミツバツツジはほとんど散ってしまい、ヤマツツジが咲き始めていた。
 山頂のヤマツツジに、ミヤマカラスアゲハがとまって吸蜜していた。

 展望を楽しんだ後、山居上の展望広場に移動して大休止。
 林縁では、シオデやヤブレガサが人待ち顔をしていた。

 このメンバーで山に行くときに、ゆっくりできることはめったにないのだが、たっぷりと休んだ後、下山にかかる。

薬師堂

両神神社

 尾根コースは樹林越しの展望もよく、新緑の季節に歩くには最適だ。
 コナラやヤマザクラの若葉が目にまぶしい。

 薬師の湯に下っていくと、前方には品ьR塊。
 こちらも新緑が美しい。
 薬師の湯まではあっという間だった。

 ここでパーティと別れ、薬師堂や両神神社里宮などを見物しながら、両神庁舎に戻った。
 その後、農作業に行ったが、強い風のためいろんなものが吹き飛ばされて、少々やりづらかった。