雑木とモミの尾根
−鳥居山〜柏沢−

【年月日】

2008年1月5日
【同行者】 Uさん
【タイム】

鳥居山登山口(13:10)−93号鉄塔(14:00)−両神神社(14:20-14:30)
−94号鉄塔(14:50)−柏沢登山口(15:03)−鳥居山登山口(15:51)

【地形図】 長又、三峰 ルート地図

ヤブコウジの輝き(大きな写真)

カシワバハグマも枯れて

 鳥居山コースは、薬師堂沢の左岸尾根をたどって両神神社奥社に至るコースだ。
 植林地もあるが、おおむね雑木林が多いので、やはり冬に歩くのがお勧めだ。

 コース入口に日中友好の林というちょっと不思議なあずまやがあるが、四阿屋山への道はそのすぐわきから登り始める。

 登り始めてすぐにトタン小屋を見る。
 近くに木製の小祠が二基。
 落ち葉が散り敷いた下から、イチヤクソウの葉が隠れているのが見えていた。

 ゆるく登下降する道は、おおむね雑木林。
 南側にはコナラなどに混じって、シラカシやアカガシが多い。
 秩父の雑木林を放置すると、このような照葉樹林になるのではないかと思う。

 93号鉄塔を過ぎると、道は北側に回り込み、柏沢からの尾根道と合流する。
 ここからは、急傾斜の階段道。

霜柱

両神神社奥社

 山居への分岐を見てさらに登っていくと、ヤマザクラの大木の多い道には霜柱が立っていた。
 その先が、スギ林に囲まれた両神神社だった。

 山頂は昨日登ったので、今日はパス。
 来た道を戻って、柏沢コースを下る。

 どんどん下ると94号鉄塔。
 この尾根にはモミの木が多い。

 鉄塔周辺には、皆伐されたスギが6尺に玉切られて、そろえてある。
 すでにきのこが生え始まっているから、運び出す予定はないのだろう。
 なんともったいないことか。

 鉄塔周辺からは、三山地区の裏にそびえる毘沙門山の堂々たる岩壁がよく見える。

 傾斜がゆるんで里近くなると、春名神社と彫られた自然石。
 かつては祭祀が行われていたらしいが、正月明けだというのに、なんの飾りもされていないから、信仰は放棄されたのだろう。

94号鉄塔から毘沙門山の岩壁

六地蔵の灯籠

 柏沢集落から薬師堂までは、少々歩かねばならない。
 このあたりの畑には、ハナモモやブルーベリーなど、新しい作物が植えられていた。
 農業者のやる気が感じられて、頼もしい。

 大平のバス停に出ると、巳待供養塔と並んで、六地蔵の灯籠。
 あとはひたすら薬師堂まで歩くだけだった。