金山沢から両神山

【年月日】

1990年7月24日
【同行者】 単独
【タイム】

落合橋(9:35)−両神山(11:45)−西岳(1:00)
−八丁峠(1:35)−落合橋(2:05)

【地形図】 両神山

遡行を終えて

 初めから小さな滝だが、たいしたことはない。
 ナメ滝が続くが、水量に乏しい。

 心もとない水流が流れているが、ホールドの少ない長いナメは水垢がすべってあまり快適ではない。

 中流の15メートル滝はかなり悪い。
 右から涸れたナメ滝がきているところを巻いて、涸れ滝をトラバースぎみに横断し、草付をだましながら登る。

 これを過ぎると、早くも百二十メートルの大ナメ。
 長い岩の滑り台なので、滑ったら下まで落ちてしまいそうだ。

 これが終わると二俣になり、右から入ってくる涸れ沢を見送り、左に入った。
 これはルートミスだったらしい。

 ガレのある草付になると、源頭。
 左手に尾根状の明るいところが見えたので、思わずそちらへ引き寄せられてしまった。

 非常に悪い岩場をよじ登っていくと、剣ヶ峰から西に張りだした岩尾根の上に飛び出す。
 そこからはかすかな踏みあとが主稜線に続いていた。

 剣ヶ峰で運動靴にはき替え、中尾根ではなく、八丁峠に向かった。

 雷が鳴りはじめたので、少々あせった。
 コキンレイカ、イワギボウシ、ソバナ、レンゲショウマ、バイケイソウ、シュロソウなどを見ながら、下った。