雨の降りそうな大岳山
−大滝から周回−

【年月日】

2020年9月27日
【同行者】 単独
【タイム】

大滝駐車スペース(9:56)−966標高点(10:58-11:03)−大岳山荘(11:42-12:12)
−大岳山(12:28)−白倉分岐(12:56)−大滝分岐(12:59)−大滝駐車スペース(14:23)

【地形図】 奥多摩湖 武蔵御岳 ルート地図(マウスホイールで縮小・拡大可)

 養沢神社の角を左折して大岳沢沿いの林道に入ると、採石場までは広い道だが、その先はガードレールもなく、心細い道になる。
 それでも、鍾乳洞とキャンプ場があるためか、しっかり管理されていて、終点の大滝手前まで入ることができた。

 山に登るにはちと出遅れたが、危険なほど遅くもないので、支度をして歩き出す。

 とりつく予定の尾根の末端にピンクテープがあったが、渡渉もできないし、踏みあとも見当たらないので、しばし登山道を行く。
 木橋をふたつ渡ったところにもピンクテープがあり、ずり登ったあとがついていたので、そこから尾根に上がった。

猿田彦供養塔(大きな写真)
大岳沢大滝(大きな写真)

 ずっと植林の急登が続いて苦しく、966メートル標高点で、ひと息入れた。
 このあたりから広葉樹林もまじって、ベニタケ科やテングタケ科のきのこがみられた。

 傾斜がやや緩むと、前方に岩場が見えてくる。
 最初は左から岩根を進む。
 このあたりまで薄い踏みあともあったが、乱れてくるので、登れるところを登っていく。
 上の方で人の声が聞こえてくるので、登山道が近づいたことがわかる。

 登山道には、水場のやや東、階段で岩場を乗っ越す手前で合流。
 急登の苦しさから解放されるが、疲れたので、大岳山荘前で大休止にした。

 大岳山のピークをどうするか思案したが、せっかくなので、山頂を踏むことにした。
 数人のハイカーが休んでいたが、何も見えないので、回れ右をして、南への尾根道に入る。
 道標はなく、はじめは登山道が錯綜するが、基本的には尾根道を急降下する。

 このあたり、最近には珍しく、スズタケが枯れていない。
 平坦になってもしばらく尾根道が続く。

 猿田彦神の供養塔の立つところで、鋸山方面からの巻き道・大岳山荘からの巻き道が合流する。
 スズタケが少なくなってくるときのこが多くなる。
 クサウラベニタケは出ていたのだが、いっぽんは見なかった。

 白倉分岐を過ぎると大滝への分岐。
 ここは左折。

 昨年の台風による登山道の損壊がありそうなところだが、崩壊したところはなく、沢に降り立つ。
 さすが関東ふれあいの道だ。

 ずいぶん下って、大滝の左岸。
 重荷を嫌って三脚を車においてきたので、ここはスルー。
 自動車に戻ってから改めて、大滝の写真を撮った。

 比較的早い時間に下山できたので、川越に回って沢靴のソール張替えを頼んでくることもできた。