冬枯れの滝
−養沢から鍋割山−

【年月日】

2019年12月15日
【同行者】 単独
【タイム】

上養沢(7:35)−七代の滝(8:47-8:56)−綾広の滝(9:28-9:34)−
−あずまや(9:38-10:07)−鍋割山(10:39)−ケーブル駅(11:30)

【地形図】 武蔵御岳、奥多摩湖 ルート地図(マウスホイールで縮小・拡大可)

 たくさんいたハイカーはみな、鍾乳洞入口で降りてしまったので、上養沢バス停で降りたのは自分だけだった。
 あれらのハイカーたちは、サルギ尾根か大滝コースに行ったのだろう。

 車道を歩いていくと、例によって道路が崩落して通行止めになっているところが出てきたが、歩行には特に問題なし。
 その先にも、小沢からの土砂の押し出しなどのために道路としての機能の失われたところが、何ヶ所かあった。

 ずいぶん奥まで車道を行って、七代の滝の手前から山道に入る。
 最初の美しい細滝を巻いて七代の滝手前に降りるのだが、細滝も十分いい滝だったので、じっくり見てみたかった。

 七代の滝はゴルジュ状の落口を持つ美瀑だったが、淵は浅くなっているように見えた。

 ここから鉄製の階段登りがしばし続く。
 高度がどんどん稼げてありがたい。
 階段のサイドの七代の滝は、数段になって流下し、のべにすれば50メートルはあろうかと思われる豪快な滝だった。

道供養塔(大きな写真)
七代の滝(大きな写真)

 滝上は水量も落ちて、穏やかな細流となる。
 すぐに御岳山への分岐だが、時間も十分残っているので、ここはロックカーデン方面へ。

 サルギ尾根への分岐を分け、歩きやすい道を行くと綾広の滝。
 このあたりは重機で石を配置して整備してある。
 それがロックガーデンらしい。
 自然の奇岩怪石を見ることができるのかと思っていたので、いささか拍子抜けだった。

 綾広の滝は水量があまりに乏しく、さほど迫力あるものではなかった。
 そのすぐ先でおそろしく人通りの多いT字路にぶつかる。
 ここに建つあずま屋で大休止。
 ここを通る人々は天狗の腰掛け杉から来たんだろうが、これからどこへ行くのだろう。

綾広の滝(大きな写真)
ケーブルカー(大きな写真)

 直接御岳山へ登ってもよいのだが、まだ時間があるので鍋割山を回っていくことにして、さらに奥へ進む。
 最後はいくらか急になってサルギ尾根に出、すぐに縦走路に出た。

 調子もよく、すぐに鍋割山。
 樹林越しに大岳山が見えるが、その向こうは雲に隠れていた。

 ハイカーが多いのでここは休まず御岳山へ。
 御岳山は、犬連れ登山を歓迎しているらしく、犬を引いたハイカーが多い。
 この日いきなり、七代の滝で犬に吠えつかれたのだが、境内を行く犬たちはしつけが行き届いていて、まるで人間のようにすまして歩いていた。

 2年半ぶりにケーブルカーに乗ったが、この乗り物はスリリングでとても楽しい。