春進む北高尾
−底沢峠から富士見台−

【年月日】

2019年4月5日
【同行者】 単独
【タイム】

底沢バス停(8:13)−底沢峠(9:56-10:29)−大嵐山(11:55-12:09)−
−富士見台(13:56-14:02)−駒木野バス停(15:21)

【地形図】 与瀬、五日市 上野原 猪丸 ルート地図(マウスホイールで拡大可)

 三ケ木行きのバスで底沢を通る便があるのを知らずにいたのだが、うまい具合にそれに乗ることができたので、予定より早く歩き始めることができた。

 バス停からしばらく線路沿いを行き、中央道の高架をくぐれば、登山口はすぐだった。
 それにしても、小仏トンネルを出たばかりの高架下に新しい住宅が建てられており、住まっている人がいるのには驚いた。

シュンラン(大きな写真)
ミミガタテンナンショウ(大きな写真)

 底沢から山道に入って、最初は急だが、すぐに緩やかな道になる。
 スギ林が多いので、今ひとつ興趣には欠ける。

タラッペ(大きな写真)
ヤブレガサ(大きな写真)

 それでも、シュンランやミミガタテンナンショウがそこここに咲いていて、まずまず春らしい。
 タラの芽やヤブレガサが出ていたので、ラーメン用にいくらかいただいていった。
 エイザンスミレやスミレサイシンも咲き始めていた。

 スギ林の急登を抜けると、底沢峠。
 ここに来るのは3度目だ。
 ベンチはないが、木に腰掛けて大休止。

エイザンスミレ(大きな写真)
スミレサイシン(大きな写真)

 堂所山方面へ歩きだすと、明るい伐採地。
 その先も明るい尾根道が続く。
 キジムシロがたくさん咲いていた。

 堂所山からは北への尾根に入る。
 関場峠は峠状のところだが、峠道はなし。

 いくらか疲れてきたが、三本松山では休まず、大嵐山まで行って腰を下ろした。

キジムシロ(大きな写真)
ミヤマウグイスカグラ(大きな写真)

 尾根の上のタラの芽は、動いてはいるがまだ硬かった。
 キフジ・ミヤマウグイスカグラも咲いていた。

 ヒオドシチョウやミヤマセセリなど、春の蝶も飛んでいた。
 ミヤマセセリは絶滅したことになっているのだが。

ミヤマセセリ(大きな写真)
ミヤマシキミ(大きな写真)

 連続するいくつかのピークを越えると、狐塚峠。
 ここから小下沢に下ってもいいのだが、翌日も休みなので、さらに進んだ。

 カンアオイは葉数を増やしていたが、花は咲いていなかった。
 足元には引き続き、スミレサイシンやタチツボスミレ。

 富士見台で二度目の小休止。
 春霞が濃く、富士山は目を凝らしてようやく見える程度だった。

樹種不明の大木(大きな写真)
ニリンソウ(大きな写真)

 そろそろ疲れてきたので、熊笹山が卷けてラッキー。
 中央道の騒音がずいぶん近くなった。

 このあたり、ミヤマシキミの花が豪華に咲いていた。
 尾根上で、樹種不明の大木も見た。
 これがなんの木か、全然わからなかった。

 中央道をくぐれば里に出る。
 駒木野バス停まではすぐだった。