キン・ギンに会いに
−戸倉三山−

【年月日】

2017年5月16日
【同行者】 単独
【タイム】

夕焼小焼(7:16)−刈寄山(9:47-10:23)−市道山(12:52-12:59)−
臼杵神社(14:12-14:33)−元郷バス停(15:24)

【地形図】 与瀬、五日市 ルート地図(マウスホイールで拡大可)

 東京に所用があったので、戸倉三山に寄っていった。
 最初は、八王子の宮尾神社から刈寄山に登って、そのまま下山するつもりだったが、意外に早く刈寄山に着いたので、三山を歩いてしまった。

宮尾神社(大きな写真)
ヤマツツジ(大きな写真)

 ハイカーらしき乗客が数人いたが、夕焼小焼のバス停を降りたのは、自分ひとりだった。
 橋を渡り、宮尾神社の方へ登っていく。
 神社の左手が、登山道の入口だった。

 あまりメジャーなコースでないのか、奥多摩の登山道としては、さほど踏まれていない感じの道を行く。
 ほとんど植林地ばかりなので、花が少ない。
 やや目立つのはカンアオイだが、あまりよい状態の花は咲いていなかった。

キランソウ(大きな写真)
カンアオイ(大きな写真)

 あまり目立たないいくつかのピークを過ぎ、林道が近づくと、雑木林や伐採地があらわれて、ようやく草花を見ることができた。
 キランソウ・ササバギンラン・キンランなどがわずかに咲いていた。
 とはいえ、キンランの一株はたくさんの花をほころばせて、たいへんゴージャスに咲いていたので、見ごたえがあった。

金蘭(大きな写真)
金蘭(大きな写真)

 林道の入山峠を渡ると、刈寄山は近い。
 今熊山方面の分岐を左に行くと少しで、ベンチとあずまやの立つ刈寄山に着いた。
 ここまで休まず来たので、大休止。

ササバギンラン(大きな写真)
ササバギンラン(大きな写真)

 ひといき入れるとまだ、10時過ぎだった。
 今熊山へ下る心づもりだったが、このままでは、12時前には下山できそうだ。
 それでは早すぎるので、かなり戻るが、市道山と臼杵山を回って元郷に下ることにした。

 少し戻って林道に出て、弾左衛門峰の送電鉄塔に向かおうとしたが、盆堀川の源流に踏みあとはなく、やむなく、沢の高巻きのような斜面をずり登って稜線に上がった。
 ここから市道山までの道は長く、巻き道がまったくないので、意外に時間がかかった。
 林相はやはり、植林が多い。

コミスジ(大きな写真)
臼杵神社の狛犬(大きな写真)

 市道山にはベンチなどはないが、ともかく小休止。
 さらに臼杵山へ向かう。

 臼杵山の山頂も愛想のないところだったので、少し進んで、臼杵神社のお宮があるところで、また休んだ。
 時間的には悪くないが、ちょっと長く歩きすぎた。

 元郷に着くとすぐにバスが来たのはラッキーだった。