馬頭尊の道から福寿草咲く里へ
−浅間嶺から払沢の滝−

【年月日】

2017年3月4日
【同行者】 単独
【タイム】

浅間尾根登山口バス停(9:53)−風張峠分岐(10:44)−一本松(11:09)−浅間嶺休憩舎(12:04-12:41)
−一軒家(13:31)−時坂峠(13:48)−払沢の滝(14:34)−払沢の滝入口バス停(14:47)

【地形図】 猪丸、五日市 ルート地図

 武蔵五日市発8時過ぎのバスに乗ろうと思っていたのだが、東飯能で乗り過ごしたため、歩き出しが1時間近く、遅くなってしまった。
 とはいえ、特に問題なし。
 本当は、都民の森までバスに乗って南下したかったのだが、バスが都民の森まで行ってるんだかどうかが不明だったので、今回は、数馬下から尾根に登り、尾根の末端まで歩くことにした。

 バス停から少し戻って橋を渡り、入浴できる旅館に行く車道を登っていく。
 旅館を過ぎると、やや荒れた雑木林の山道になる。
 上部の人家を過ぎ、林道を渡ると、アカマツ混じりの雑木林で、落ち着いた登りになる。

馬頭尊1(大きな写真)
馬頭尊2(大きな写真)

 尾根に上がって、平坦な道をしばらくで、風張峠からの主稜線に出る。
 馬頭観音が一体。
 この道には、江戸時代の馬頭観音が要所に建てられており、古い生活の道だったことがわかる。

 藤倉へ下る分岐を過ぎると一本松の分岐。
 どんな松があるのかと思い、踏みあとを登ってみたが、ピークには特に何もなかった。

雑木林(大きな写真)
馬頭尊3(大きな写真)

 縦走路に戻ると、ここにも馬頭観音。
 これで三体目だ。

 峠状のちょっとした平坦地に石祠があり、尾根の西側にモミの巨木が一本。
 これはなかなか、すごかった。

巨モミ(大きな写真)
御前山(大きな写真)

 地形図を見ると、浅間嶺までまだ遠いように見えるが、整備された登山道なので、登り下りが少なく、歩程は捗る。
 人里峠前後には北側が大伐採されたところがあって、展望がよい。

 浅間嶺の最高点は特に何もないので通過し、休憩広場まで行く。
 北面が伐採されていて、七ツ石山・雲取山・日陰名栗山・鷹ノ巣山などがよく見えた。
 ここから見ると、七ツ石山は雲取山の左に見えるのだ。

 テント場にできるほど広いスペースのまわりに、ベンチ・トイレ・あずまやが設置されていた。
 ここで大休止。
 展望台に登ってみたが、富士山は雲に隠れていた。

七ツ石山・雲取山・日陰名栗山・鷹ノ巣山(大きな写真)
大岳山(大きな写真)

 少し下って、巻き道縦走路に戻り、東へ向かう。
 あくまで緩やかに巻きながら下っていくと、後方から、プープーという豆腐屋さんのような聞こえてきた。
 なんだろうと思ってみると、自転車ライダーが下ってくるのだが、ブレーキがどうにかなっているらしく、プープーという音を発しているのだった。

 ハイカーとしては、自転車乗りを避けざるをえない。
 自転車乗りは、ハイカーを蹴散らしながら、プープーと下っていった。

 水流のそばを歩くようになるとほどなく、蕎麦屋の前を通り、車道に出る。
 しばらく車道を行き、林道と時坂峠の分岐。
 時坂峠から再び、よく踏まれた山道になる。

福寿草(大きな写真)
福寿草(大きな写真)

 車道に出ると時坂集落の上部で、何処も同じく、人影は少ないが、道ばたの畑あとには、フクジュソウが咲き誇っていた。
 あとは沢沿いを下るだけで、払沢の滝入口に着いた。

馬頭尊4(大きな写真)
払沢の滝(大きな写真)

 バス停に行く前に、せっかくなので滝を見に行った。
 滝まで意外に遠かったが、観光客もポツポツ歩いていた。
 上段は見づらかったが、下段だけでも見ごたえのある滝だった。

 五日市行きのバスはけっこう出ていて、あまり待たずにバスに乗れた。