−三峰神社から雲取山− |
【年月日】 | 2010年5月8日〜10日 |
【同行者】 | 全部で3名 |
【タイム】 |
5/8 三峰分校跡で幕営 |
【地形図】 | 雲取山、三峰 ルート地図 |
一日目(三峰分校まで)
今年も雲取山に出かける季節になった。
疲れがたまっていたので、発車したバスがミスタードーナツの前の信号を曲る前には、完全に眠っていたと思う。
三峰分校あとで設営した後、少し時間があったので、三峯神社に参拝に行った。
足元にはミヤマカタバミが大開花していて、みごとだった。 桜もいくらか咲き残っていたので、アミガサタケが出ているかもしれないと期待したが、残念ながらきのこは一つも見つけることができなかった。 この夜は、中に常軌を逸した大騒ぎをしているパーティがあって、文句を言いに行ったりしたので、ゆっくり眠ることができなかった。 二日目(三峰分校から雲取山往復)
出発時刻が5時半と決められていたので、普通であれば4時に起床すれば十分、余裕を持って行動できるはずだ。
4時から準備をしても出発のずいぶん前にスタンバイすることができた。
山歩きは、速く歩いてたくさん休むより、スローに休まず歩いた方が疲労も少なく、結果的に早く歩くことができる。
お清平あたりでは、ハシリドコロがみずみずしい花を咲かせており、ニリンソウはまだほころび始めたばかりだった。
お清平への登りも、案じるほどのこともなく、坦々と登ることができた。
前白岩からの下りで富士山が見えたのは、初めてだった。
白岩小屋で2度目の小休止。
ここから大ダワまでは、基本的に緩い下りとなる。
大ダワからは、女坂を行けという指示があったので、素直に巻き道を行く。
再び尾根に出ると雲取山荘。
少し休んで、山頂へ向かう。
雲取山の山頂に着くとき、最も気になるのは富士山が見えるかどうかだ。
雲取山からの展望に関し、じっくり調べたことはないのだが、甲武信三山の左に見える奥秩父の高山は国師ヶ岳のようだ。
飛龍山の右に間ノ岳と北岳が見える。その右には仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳がよく見えている。
奥多摩方面の山座同定は、大岳山を基準にすればよい。
北側は、樹林の間からの展望となる。
山頂でしばらく休んで、ゆっくりと下山にかかる。
雲取山荘では水を補給するだけにして、白岩小屋までワンピッチで行った。
白岩山付近まで来るとシカが出てきた。
お清平への下りにもシカがいたが、このシカはつかず離れずついてきて、結局お清平まで同行することになった。
そういえば、白岩山付近で、ルリビタキがすぐ前の登山道を飛び回った。
急な下りで、若い人が足を痛くしたので、お清平へはゆっくり下り、三峰分校まではワンピッチで下った。
この日の夕食は焼きそばだったが、4人分を3人で食べても、まだ食べられそうな雰囲気だった。
二日目(三峰分校〜大輪バス停)
3日目は朝6時半に閉会式ということだったので、全体起床は4時だったが、われわれは4時半に起床ということにした。
三日間、晴天に恵まれたため、テントがほとんど濡れなかったのは幸いだった。
帰りのバスは大輪発8時24分だから、けっこう忙しい。
表参道の下りは初めてだったが、意外と急傾斜なので、最初は意識的にゆっくり歩いた。
下り始めてしばらくで、2軒の人家を見る。
さらに大きなスギをいくつも見た。
沢音が近づいてくると、シオジやサワグルミ、トチなどの大木もあらわれた。
バスの時間を気にしながら歩いていたのだが、ロープウェーの駅跡まで下れば、あとは舗装道路を歩くだけだから、最後はかなり飛ばした。
おかげで、われわれのパーティは十分間に合ったのだが、もう少しのところで間に合わなかったパーティもあった。
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