ガスの霧藻ヶ峰

【年月日】

2014年6月8日〜9日
【同行者】 全部で5名
【タイム】

6/8 三峰口駅(12:09)−太陽時分岐(13:02-13:10)−東谷作業所前(14:01)
6/9 東谷作業所前(4:50)−林道出合(5:58-6:05)−お経平(6:59-7:20)−霧藻ヶ峰(7:31)−三峯神社(8:14)

【地形図】 三峰、雲取山 ルート地図

雨に濡れるお経平

 5月はひどい旱天だったのに、6月に入ったとたんにえらくしっかりした低気圧が列島を舐めるようにゆっくりと進んできた。
 おかげで、関東地方は強い雨が長時間続く状態となった。
 登山にはまったくもって不向きな状態だが、致し方なかった。

 日曜日も、朝から小雨が降っていた。
 歩き始めたとき、一時的に雨があがったのは幸運だった。
 車道歩きではあるが、蒸し暑さはかなりのものだった。

 太陽寺入口のあずまやで一服したあとも、長い車道歩きなのだが、この道路がけっこうな登り勾配だということを感じたのは初めてだった。
 歳のせいかもしれない。

 東谷作業所にはまずまずの状態で着くことができたのだが、建物裏のスペースはふさがっていたので、そのすぐ横で設営した。
 雨が本格的に降り始めたのは、設営を始めたころで、その後本降りになったから、このタイミングも幸運だった。

 ここでの夜はいつも、うるさくて困るのだが、隣のテントも大声で話をしていたわりに、8時ころには静かになってくれたので、助かった。
 宵のうちはしとしと雨が降っていたが、夜半から曇りに変わった。

 明け方になっても天気がもってくれていたのも、幸運だった。
 出発が早まることが予想されたので、ややあわただしかったが、それほど遅くならずに出発することができた。

 この日の行動は霧藻ヶ峰から三峯神社までになったので、3ピッチと考えていた。
 このうち最もきついワンピッチ目は急登が続くので、身体がすぐにヒートアップした。

 コース自体はさほど厳しいわけではないのだが、湿度が高く、ひどく蒸し暑かった。
 自分でも、滅多にないほど汗をかき、林道のあずまやで小休止したときには、頭に巻いたずぶ濡れタオルを絞らなければならないほどだった。
 その後もタオルを何度も絞りながら行った。

 次のピッチは霧藻ヶ峰を巻いていくので、ずいぶん楽になった。
 植林地が多く、あまり楽しい道でもないが、薄日が射すほどにまで天気が回復し、平坦なところが出てくるので、暑さもいくらか和らいだ。

 お経平では休まず霧藻に向かうつもりだったが、しばし待機させられ、20分ほども休んだので、身体が冷えてしまった。

 霧藻ヶ峰では、写真を撮るだけで通過。
 その先は、三峯神社まで緩く下るだけだ。

 奥の院分岐あたりまで来たところで、また少し降り始めたが、雨具を着るほどにはならず、能舞台の前まで一気に下った。
 予定通り、3ピッチでなんなく行動できたので、さすがに力のあるパーティだと、改めて思った。