蒸し暑い里山
- ゼンメイアタマと石仏街道 -

【年月日】

2023年9月10日
【同行者】 単独
【タイム】

オアシス南牧(9:43)−ゼンメイアタマ(11:12-11:46)−大天狗峠(11:59)
−大久保(12:26)−オアシス南牧(13:04)

【地形図】 下仁田 荒船山 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小可)

 オアシス南牧に車をとめて歩き出す。

サカハチチョウ
常夜灯

 橋を渡ったところに古い常夜灯。
 どちらの寺社のものだろうか。

 パーマ屋さんの角を曲がると、登山口を示す道標があるので、そこから坂道を行く。
 「白明山・大天狗・小天狗」と彫られた石柱もある。
 「白明山」がこの山の名前なのだろうか。

 舗装されているが、けっこう急な道だ。
 雑木を伐っていた人に、この道でいいのかうかがって、さらに行く。

大天狗・小天狗
カメムシタケ

 舗装は水道施設までで、ここから山道。
 最初のところにイラクサの群生があり、ここを通過するとズボン越しに足を刺されて、この日はずっと痛かった。

 その後は沢沿いの道。
 あまり歩かれている様子はないが、不明瞭ではない。

 ずっとスギ林だが、何段かの石垣を見るので、生活のあとと知れる。
 お茶の木がたくさん生えているので、ここはおそらくお茶畑だったのだろう。
 お茶畑あとは不動滝まで続く。
 不動滝は水量が微々たるもので、かつ倒木が引っかかっており、今ひとつだった。

ハナガサイグチ
普寛行者か

 その先で、巻き道コースとゼンメイアタマコースの分岐。
 巻き道コースのほうが明瞭だが、ここはゼンメイアタマコースへ。

 小尾根を絡みながら登っていくのだが、仕事道が錯綜しており、つい、楽そうなトラバースに入ってしまって、ルートミスした。
 これを修正するのにけっこう消耗した。

大天狗
如意輪観音

 尾根に上がると楽になる。
 雑木林も出てくるが、きのこは少ない。

 ハナガサイグチと名前のわからない美味そうなきのこが出ていたくらいだった。
 カメムシタケが見つかったのはまあラッキー。

 ゼンメイアタマで大休止。

馬頭尊
三面馬頭尊

 大天狗峠へは、緩やかな下り。
 峠少し手前の突起の上に、石の坐像。
 厳しい表情の修行者像だ。
 坐像が座る台座に山丸三の紋があるから、たぶん普寛行者像なのだろう。

 大天狗峠からは、何度か通った道。
 下部の山畑は荒れていて、道がわかりにくくなっているところもあった。

 大久保からの車道を歩いたのは初めてだった。
 ここは石仏街道と言ってもいいくらい、各種石造物が多くて、それを見てるだけでも楽しめた。

 なかでも個人の供養塔を兼ねているかと思われる馬頭尊や如意輪観音は、秀作と思えた。

 野々上の熊野神社にお参りして、道の駅に戻った。