野栗から宗四郎山周回
−赤岩峠・宗四郎山・馬道のコル−

【年月日】

2014年5月4日
【同行者】 単独
【タイム】

胡桃平(7:20)−作業道終点(7:53-8:00)−赤岩峠(9:46)
−小休止(10:00-10:06)−宗四郎山(11:17-11:25)−倉門山(12:41)
−馬道のコル(13:03-13:05)−社壇乗越(14:08-14:12)=MTB=胡桃平(14:31)

【地形図】 両神山 ルート地図

胡桃平の風景(大きな写真)
ハナネコノメ(大きな写真)

 以前は奥名郷先から登った社壇乗越まで、今は車道が通じている。
 で、社壇乗越に自転車をデポして、胡桃平手前から歩き始めた。

 胡桃平も奥名郷同様に、急傾斜の斜面に石垣を築いた上に、人家が建てられている。

 林道をしばらく行き、さらにブルで作った作業道を沢に沿って登っていく。
 作業道の終点でひといき入れ、登山道に入る。

 沢の中には、随所にスノーブリッジがかかっているが、道がわからなくなることはなかった。
 ミソサザイやオオルリの声が響いて、早春のような雰囲気をかもしだす。

 順調に高度を上げ、二俣で左に入る。
 ジグザグに登って尾根に上がるところでは、ハナネコノメの開花に間に合った。

イワボタン(大きな写真)
ヒカゲツツジ(大きな写真)

 そのまま尾根を行くのかと思いきや、尾根をまたいで再び、右の沢に降りる。
 また雪の上を歩くところが出てくるが、危険なところはない。
 ヒカゲツツジの上品な花も見えてきた。

 再びトラバースで小尾根に出、さらにトラバースして赤岩峠に着いた。
 まずまずよいペースだった。

コガネネコノメ(大きな写真)
ヒメイチゲ(大きな写真)

 ここでは休まず、アカヤシオの咲く尾根を西へ向かう。
 大ナゲシ分岐のピークを過ぎたところで小休止。
 このあたりから宗四郎山までは、夜叉の瓔珞に匹敵するみごとなアカヤシオの尾根だ。

アカヤシオ1(大きな写真)
アカヤシオ2(大きな写真)

 雁掛峠は、中津川から広河原谷を通って野栗沢へ越える地点なのだが、歩程の長い険路なので、歩く人は少なかったと思われるが、小さな石祠が祀られていた。

 雁掛ノ頭を越えると、宗四郎山の鋭い山容が近づいてくる。
 尾根の埼玉県側は新しい植林地で、防獣ネットが張りめぐらされている。
 ネットの縁をしばらく行き、途中から急登して宗四郎山に登った。

アカヤシオ3(大きな写真)
アカヤシオ4(大きな写真)

 好展望の山頂にもチョウズケや甲武信岳などをバックに、アカヤシオが咲いていた。
 天気もよく、ずいぶん雪の溶けた浅間山もよく見えていた。

両神山方面を望む(大きな写真)
チョウズケとアカヤシオ(大きな写真)

 宗四郎山から六助までは、先日下見したところ。
 新緑がまぶしい。

天丸山と浅間山(大きな写真)
アカヤシオ5(大きな写真)

 焼山の登りはひどい急登だ。
 ひたすらガマンして登りあげるとやせた岩尾根となり、埼玉県側を巻く。

 再び尾根に出ると大山が近づき、倉門山のすぐ先が、天丸橋から登ってくる大山の分岐だった。
 ここからは以前、チョウズケを往復したことがあるので、いちおう知った道だ。

ハルリンドウ(大きな写真)
アカヤシオ6(大きな写真)

 天丸山の分岐から下っていくと、馬道のコル。
 一帯を覆っていたスズタケは消えて、道型が埼玉県側へと続いていた。
 この道はどこへ続いているのだろう。

焼山から宗四郎山を振り返る(大きな写真)
馬道の大シオジ(大きな写真)

 天丸山に登るのに馬道を通る人が少ないからか、以前よりは荒れていたが、大崩落したようなところはなく、相変わらず歩きやすかった。
 アカヤシオはほとんど見えなかったが、こちらでは、ミツバツツジやヤマザクラが満開で、美しかった。
 大きなシオジやカツラを見ることができたのもよかった。

同じく大カツラ(大きな写真)
ヤマザクラ満開(大きな写真)

 以前は、馬道の途中に天丸山の分岐があったはずだが、その道は消えてしまったようだった。

スノーブリッジがかかる(大きな写真)
ちょっと疲れたヒオドシチョウ(大きな写真)

 社壇乗越までのんびり下ったが、なかなか達成感のある山歩きだった。