−北沢から北沢乗越・ゲンナイ− |
【年月日】 | 2013年12月9日 |
【同行者】 | 単独 |
【タイム】 |
三岐(8:21)−土平(9:12-9:15)−トチ林(9:50-9:56)−奥の長岩沢出合(10:49-11:02) |
【地形図】 | 十石峠 浜平 ルート地図 |
北沢に入ると、そこら中の犬がワンワンと叫び始めた。
林道は堰堤の先で終わり、沢の中の道になる。
堰堤の上の荒れた河原が終わると、北沢はそれなりに迫力ある様相を見せ、遊歩道からも、大淵がいくつか見えていた。
沢の中ほどには、二ヶ所ほど、石垣の積まれた平坦地があった。
沢沿いには、樹木名を記した説明板が立てられていて、それはそれで親切だといえるのだが、該当の樹木にペンキで赤いマルが書いてあるのは、たいへん汚らしかった。
土平(どうだいら)とか、かんば平というところには、炭焼き小屋が林立していたという説明が記されていた。
新山沢が出合う一帯には、トチの大木が数本生えていた。
その先は通らずで、右岸の大高巻きになる。
沢身に再び降りたところが、分校跡というところだった。
その先で左岸に渡るとすぐに、栃平沢と細尾沢の出合である。
細尾沢に入って二つ目の右岸側からの支流が奥の長岩沢で、北沢乗越への登路になる。
看板の立つ小広場一帯はシオジ林だった。
陽の射さない谷底なので、動かないでいるとすぐに寒くなる。
奥の長岩沢には、見たところ踏みあとはなく、入り口はちょっとしたゴルジュになっていたが、目印がついており、水量も少なかったので、特に問題なく登っていけた。
左手に二段になってしずしずと流れ落ちる細い滝を見て、右側の斜面を登っていく。
ジグザグに登りつめていくと、踏みあとは明瞭になり、無事に北沢乗越の峠に着いた。
峠で大休止。
先月来、ここに来るのは三度目だが、ゲンナイとここに、シオジ原生林の大きな看板が立っている。
あとは、自転車をデポしたゲンナイまで、ゆるゆると下るだけだった。
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