秋深まる里山
- 立処山から明家・間物 -

【年月日】

2013年11月14日
【同行者】 単独
【タイム】

古鉄橋(8:41)−立処山(9:33-9:50)−明家(11:11)
−オバンドウ峠(11:20)−間物(11:51)

【地形図】 両神山 神ヶ原 ルート地図

霜げた落ち葉(大きな写真)
ハイイロシメジ(大きな写真)

 古鉄橋のわきに自動車をとめ、山畑へと進む。
 日陰ではあるが、とても広い山畑を通り抜けるのに、防獣ネットを二度、くぐらなければならない。

 山道に入ると、まだ新鮮なハイイロシメジの群生が目に入った。
 立処山へは相当な急登になる。
 下部の転石帯にも、けっこうな太さのケヤキなどが生えていて、気分がよい。

下部転石帯(大きな写真)
立処山から大ナゲシ・宗四郎山方面(大きな写真)

 ここまでは日陰だが、尾根に上がれば、東からの日が射して、明るい雑木林になる。

 立処山のピークは、南から回り込んですぐである。
 ホールド豊富な乾いた石灰岩なので、この登りも気持ちがよい。
 ピークにはもう花は咲いていなかったが、天気もよく、まわりがよく見渡せた。

 南側には逆光ながら、宗四郎山から大ナゲシ付近の尖峰、赤岩尾根から八丁尾根にかけての険悪な尾根が望まれる。
 北側は、中里村の無名の山だが、城山や、サスの峰から栗原山にかけての、こちらも険しそうな岩尾根が見えていた。
 二子山は西岳が叶山の左にのぞいているだけだった。

サス峰から栗原山あたり(大きな写真)
八丁尾根と赤岩尾根(大きな写真)

 山頂を辞し、小さな道標に従って、明家への尾根に入る。
 最初はかなりの急下降である。
 尾根にはアカマツも多い。

 こんなに下ってよいのかと思うくらい、下っていく。
 途中、岩峰もあるが、マムシ岳あたりとくらべれば、穏やかなものだ。

 最低鞍部あたりに鉄塔巡視路の峠がある。
 明家側には林道が見えていたが、間物沢側はどこに降りていくのか、わからなかった。
 鉄塔からの展望は、さほどでもなかった。

 ゆるく登下降していくと、防獣ネットに突き当たる。
 ネットのサイドに沿って行くと、林道の終点に出る。

 ここからは平坦な作業道・林道歩きとなる。
 雑木林では、カエデ類が美しく紅葉していた。

イロハモミジ(大きな写真)
ハウチワカエデは今ひとつ(大きな写真)

ヒナウチワカエデ紅葉(大きな写真)
ヤマナシ転がる(大きな写真)

 明家には人の気配がなく、この前来たときには立っていた「人の数より神様の方が多い」云々と書かれた看板も倒れていた。

 オバンドウ峠の小祠も中はカラッポで、むなしい感じがした。

 峠からの下りも、いい紅葉だった。
 沢に下り着くと、地面の霜はまだ溶けていなかった。

イヌブナらしき大木(大きな写真)
峠道の石垣(大きな写真)

 間物から古鉄橋まで、デポしておいた自転車で下った。