宗四郎山往復

【年月日】

2013年7月15日
【同行者】 単独
【タイム】

太尾トンネル手前(10:27)−トンネル北下降点(11:05)−宗四郎山(11:27-11:55)
−六助入口(12:29)−太尾トンネル手前(12:56)

【地形図】 両神山 ルート地図

 このあたりは、できれば秩父側から登って周回したいところだが、この日は時間がないので、いつか行くときの下見のつもりで、天丸トンネルから宗四郎山に登った。

 以前は、奥名郷からダートだったが、その先どころか、天丸トンネルを越えて埼玉県側まで、完全舗装になっていた。
 天丸橋で左折し、太尾トンネルを越えたところで、法面工事をしており、そこで通行止めになっていた。

 現場の人に断って工事現場のわきを通してもらい、天丸トンネルまで林道を行く。
 林道の東側には、赤岩岳や大ナゲシがとても立派に見えていた。
 トンネルの群馬側、向かって右に、踏みあとがあったので、そこから山にとりつく。

山抜け
穏やかなミズナラ林(大きな写真)

 尾根上の踏みあとをたどっていくと、左にトラバースする道があったが、これは小さな沢で行き止まりになる。
 尾根上のか細い踏みあとをさらにたどると、またもちゃんとしたトラバース道に出るが、この道も、山抜けのガレで通行不能になる。

ブナ大木(大きな写真)
天丸山方面(大きな写真)

 枯れたスズタケのヤブをしばし急登して出た県境稜線の道は、とてもしっかりしていた。
 山抜け箇所は、細い桟道で補強してあって、やや怪しいが、それ以外は非常に広く手入れのされたいい道だった。

 ブナやミズナラの壮年木を見ながら気分よく登降していくと、宗四郎山の基部に着く。
 ここからは木の根をつかんでの急登となる。
 トラロープも下がっているが、それにすがるほどのことはなく、ひと登りして、ピークの北側を回り込み、少し登ったところがピークだった。

宗四郎山から見た両神山(大きな写真)
同じく大ナゲシ(大きな写真)

 思った通り、東側をのぞいて展望がよい。
 西側は、チョウズケと御座山。
 妙義連峰は見えるが、浅間山は雲に隠れていた。

落花した沙羅(大きな写真)
六助の石祠(大きな写真)

 遠くに朝日岳あたり。金峰山はその陰に入るため見えない。
 三宝山と木賊山ははっきりしているが、甲武信岳はずいぶん小さい。
 破不・雁坂嶺・和名倉・雲取あたりもよく見える。

 至近距離にある両神山群は、山頂からは見づらく、東に少し下ったところから大迫力で見えた。
 大ナゲシ・赤岩尾根・両神本峰の眺めは圧巻だった。

 しばらく休んで、来た道を戻る。

 石祠のある六助(山吹峠)からは、天丸トンネル南側への立派な道を下った。
 こちらの道は、古くから使われていたのか、よく踏まれた道だった。

 天丸トンネルをくぐって軽トラに戻ったが、往復2時間ほどの軽い山歩きだった。