ヒトリシズカの道
- 立処山 -

【年月日】

2009年4月18日
【同行者】 単独
【タイム】

旧小鉄橋(13:47)−立処山(14:40)−旧小鉄橋(15:13)

【地形図】 神ヶ原、両神山 ルート地図

腰の引けたキジ
ヤブレガサ

 登山口の畑のへりにキジがいて、通せんぼしていたが、どんどん進むと不満げにヤブに入っていった。
 最初は、スギ林の登り。

 暗い林内だが、ヤブレガサやヒトリシズカが芽吹いている。
 ヒトリシズカはすこぶる多く、ちょうど見ごろの花がたくさん咲いていた。

ヒトリシズカ
フデリンドウ

 スギ林を抜けると雑木林の登り。
 シジュウカラが抱卵しているのか、ジュルジュルと警戒鳴きしている。

 正面に大岩を見ると急登になり、トチの若齢林になる。
 トラロープの下がった急なところを登っていくと、さすがに息が切れる。

 鍾乳洞入口の看板を見ると、岩壁の左を登っていく。
 ここまで来るとヒトリシズカは見えなくなって、ソバナの芽生えが多くなる。

赤岩尾根
両神山

 息を切らせて尾根の上に上がり、左に行って石灰岩の岩場をひと登りで、立処山のピークに着いた。

 低山ながら、遮るもののない展望が得られてすこぶる気持ちがよい。
 ここから見る両神山は、一般的な姿とはずいぶん異なっており、鋭鋒がいくつも天を刺していた。

 大ナゲシから八丁峠にかけての赤岩尾根は、ここから全貌を観察することができる。
 そろそろあそこにも行ってみたい。

 神ヶ原の集落を隔てた神流川左岸にも、立派な岩峰があるのがわかった。
 西にある立派なピークは高反山で、道のない山とは思えない。

ミツバツツジ
神流川左岸の山々

 尾根上のミツバツツジはちょうど見ごろだったし、岩場周辺にはジュウニヒトエやフデリンドウが咲いていた。
 ヤマツツジが咲くのも時間の問題のようだった。
 真夏に来るには暑すぎようが、また来てみたいと思えるいい山だった。