荒船山と兜岩山

【年月日】

1990年4月15日
【同行者】 単独
【タイム】

登山口(7:55)−星尾峠(8:30)−京塚山(8:50)
−艫岩(9:20)−星尾峠(10:15)−御岳山(10:40)
−兜岩(11:35)−登山口(12:45)

【地形図】 荒船山

星尾峠
 広い登山道を歩き始めると、まもなく荒船不動。
 大声で行にはげんでいる声がするので、ちょっと意外。

 ハシリドコロの若芽が新鮮そうだ。
 カラマツが芽を出しかかっており、秋にはキノコが出そうな所。
 途中フキノトウが一つ出ていたので摘んで行った。

 8時半に星尾峠。
 休憩するほど歩いてもいないので、そのまま荒船山へ向かった。

 丸太作りの登りづらい階段を登っていくとすぐに、荒船山の稜線の一角。
 まずは京塚山へ。

 古い祠と三角点、そして新しい国体の採火記念碑あり。
 展望はよくないが、御岳山と ローソク岩が雑木ごしに見えていた。

 おなかがすいてきたので、艫岩に向かった。
 荒船山の頂上台地は、ほとんど平坦な一面のササ原に雑木が生えているというところ。

 小屋の残骸の先で、ちょっとした流水を渡る。
 ほとんど平坦な頂上の一角に流水があるとは驚きだ。

 小屋場方面への分岐をすぎると、休憩舎の建つ艫岩。
 艫岩は、すっぱりと切れ落ちており、前方にはまだらになってきた浅間山が浮かんでいた。

 ここの休憩舎で大休止。

 星尾峠まで戻り、今度は南の稜線へ。

 南東側(左側)が切れ落ちているので、展望がよく、毛無岩や立岩がダンコウバイの花のかなたに望まれた。
 登り着いたところが御岳山への分岐。

 御岳山の手前の小ピークに、奇妙な姿の神様が二体。
 御岳山にも、小さなほこらと神像が祀られていて、ベンチもあり、山の由来を書いた看板も立っていた。

 ローソク岩は北を巻く。
 この基部が、このコースでもっとも展望のよい場所。
 ここからは、御岳山と兜岩の全貌を望むことができた。

 いったん下って登りかえしたところが兜岩山だった。
 ここも雑木の山頂で、展望なし。
 しかし、静かでよい場所だ。

 兜岩で小休止したのち、来た道を戻る。
 帰路は荒船不動への近道をとった。
 沢に沿ったカラマツの植林の中をひとしきり下って行くと、行く手に荒船山が見えてきた。

 この日の山行のフィナーレにふさわしい豪快な展望だった。