灌木と木の根に助けられて谷急山へ

【年月日】

1995年12月27日
【同行者】 単独
【タイム】

入牧橋(9:55)−三方境(11:21)−大遠見峠(11:45)
−谷急山(13:05)−三方境(14:50)−入牧橋(16:05)

【地形図】 南軽井沢

稲村山から谷急山

 集落を抜け、シイタケとナメコの栽培場を過ぎると並木沢左岸沿いの山道。
 並木沢は名のある沢だが、水量が乏しくてまったく迫力なし。

 ガレと化した枝沢を横断する前後は、積雪もあるので、ちょっと気を使う。

 ジグザグ道の上部で鎖場を過ぎると傾斜が一段ときつくなる。
 ようやく自然林になった上、雪がやみ、部分的に青空も出てきたので気分がよくなる。
 小尾根をひと登りで三方境。

 鞍部にありがちな強風が吹きすさんでいるので、国民宿舎側に少し下った静かなところで大休止。

 大遠見峠を越えてしばらくは歩きよい尾根道だったが、前衛峰への登りから先は、岩場まじりの急登と急下降の連続で、気の休まるところは少なかった。

 前衛峰への長い登りを登りきると、谷急山のピークが間近く望まれるので元気が出る。
 しかし、急降下して大岩壁のすごい割れ目を二ヶ所、ナイフブリッジで渡る。
 雪がついているため、登りよりも下りの方が緊張感がある。
 厄介な登降を繰り返しているため、山頂はなかなか近くならない。

 やがて穏やかな登りとなり、谷急山の山頂。

 ありがたいことに、しばし風が凪いだのでのんびりと小休止することができた。

 帰りは、三方境でまた少し休み、あとはどんどん下った。