ムラサキシメジを拾いながら
- 大机山から二子山 -

【年月日】

2019年11月3日
【同行者】 単独
【タイム】

横瀬駅(9:28)−小御岳城址(10:42-11:08)−雌岳(13:37-13:48)
−芦ヶ久保駅(14:46)

【地形図】 秩父 正丸峠 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)

 芦ヶ久保駅に着くとすぐに電車がやってきた。
 待ち時間ほとんどなし。

 横瀬で降りると、制服を着た高校生が何人もいたが、この日は日曜日だ。
 お勉強かな。

国常立命碑(大きな写真)
カキシメジ(大きな写真)

 生川を渡り、石灰工場の横から山にとりつく。
 しばらく急傾斜なので、意識的にゆっくり行く。

 岩場を越え、小御岳城の本郭へ。
 ここで早くも大休止。

 いささか荷が軽くなった。
 しばらく平坦な尾根だが、大机山直下は踏みあとも消えてひどい急登だった。
 茶色いきのこはカキシメジ。

 樹間から武甲山の醜悪な姿が見えることもあるが、ほぼずっとスギ林なので、展望は皆無。
 足元にコウヤボウキやセンブリが、ごくたまに咲く。

 大机山はピークとも言えないところなので、そのまま通過。
 地形図にあるよりずっと大きく下って、主稜線への長い登りになる。
 この登りで、ムラサキシメジを見つけた。

 基本はスギ林だが、ときおり雑木も混じってくる。
 ムラサキシメジがまた出ていそうな気もするが、寄り道する余裕はなかった。

センブリ1(大きな写真)
センブリ2(大きな写真)

 さらに傾斜が出てきて疲れるが、どうにか縦走路へ。
 幅広い登山道の西側は感じのよい雑木林だ。
 一瞬ニガクリタケかと思った黄色いきのこは、キナラタケらしかった。

ムラサキシメジ1(大きな写真)
ナラタケ(大きな写真)

 二子山まで距離はまだあるが、道も歩きやすいので、休まず行く。
 この時期らしく、ムラサキシメジだけでなくハイイロシメジの群生も見つかった。

雑木林(大きな写真)
ハイイロシメジ(大きな写真)

 虫も少なくなって歩きやすいと思っていたら、オオセンチコガネが固まっていた。
 どうも寒さのために動けなくなっていたらしかった。
 急登には汗が吹き出すが、虫にとってはきびしい季節になったのだろう。

オオセンチコガネ(大きな写真)
ムラサキシメジ2(大きな写真)

 登りつめた雄岳は秩父市方面が切り開かれていたが、雑木が育って展望はよくなかった。
 30年ほど前には雌岳が好展望で、20年前には雄岳が好展望だった。
 いずれも山頂の一画が伐採されたからだが、今は雌岳がいいのかと思って、休まず雌岳に向かう。

 鞍部の岩場は左から簡単に越えられる。
 さしたる登りもなく雌岳に着くが、こちらも展望なし。
 しかし疲れたので、ここで小休止。

 この日は浅間神社経由で下ろうと思っていたのだが、氷柱作りのため通行止めという札が出ていた。
 浅間神社を見ることができないのは残念だったが、やむを得ない。

 いつもの兵ノ沢コースを下った。

 滑りやすいところをロープにすがって下ると、沢沿いの道。
 この前の出水で荒れてはいたが、通行に問題はなかった。

 ここでもナラタケを見たが、かなり悪くなっていた。
 栃の大木などもあって、それなりに見どころもあった。