寒風の高山不動
- 日向根から高山不動4 -

【年月日】

2018年1月18日
【同行者】 全部で5名
【タイム】

日向根バス停(8:24)−姥樫(9:13-9:22)−飯盛峠(10:37-10:47)
−奥の院(11:36-12:09)−高山不動(12:29)−間野分岐(12:57)−西吾野駅(14:02)

【地形図】 正丸峠 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)

 朝の最低気温は氷点下2度だったから、気温自体はさほど低くなかったはずだが、夜には山鳴りがするほど強い季節風が吹いて、気温以上に寒い朝だった。
 予想天気図を見ると、お昼には等圧線がひろがっていたので、奥の院に着くころには風はやむと期待して出かけた。

 せせらぎバスセンターで首尾よく全員が合流し、バスで日向根へ。
 標高は380メートルくらいと高いので、道路わきに雪が残っていた。

 谷沿いの暗い車道をしばらく行くので、身体が暖まらないまま、姥樫に向かう。
 姥樫は見たところ健康そうだった。
 これからも訪れたいので、元気でいてほしい。

姥樫(大きな写真)
積雪(大きな写真)

 大カツラの分岐からは作業道と踏みあとが交差する。
 スギ林の中は雪がないが、雑木林のところには動物にしか踏まれていない残雪があった。

 約2週間前の降雪が北面上部にはやや残っていると思ったが、思ったより積雪が多かった。
 とはいえ、くるぶし程度の雪だったので、ちょっとした雪山体験になった。

奥の院から両神山(大きな写真)
東京(大きな写真)

 尾根にあがり、飯盛峠で小休止。
 アイスバーンになった林道を走る自動車を見ると、スリップしてこっちへ吹っ飛んできそうで恐ろしい。

 林道と登山道を出たり入ったりする尾根では、凍結箇所が多かった。
 ここまでハイカーにはまったく会わなかったのだが、奥の院には、いつものように大勢が休んでいた。
 ピークの南東側には風が来ないので、ここで大休止。

奥の院から富士山(大きな写真)
赤樫大木(大きな写真)

 正面が東京方面で、スカイツリーや高層ビルがごちゃごちゃしており、その彼方には房総半島の低い山並みが望まれた。
 富士山も一部が山に隠れていたが、よく見えていた。

 下山は、この前来たときと同じルートをとった。
 高山不動に着くまでは凍ったところもあったが、基本的には南面の下りなので、足元に不安もなし。

 最後は三社峠を登った。
 「り」という看板のところから支尾根を下るのだが、「り」の少し手前、道のないところに「西吾野駅」という手製の道標がかかっていた。
 これを下ると西吾野駅横の水路トンネルに出ると思われるが、あまりに荒唐無稽なルートだと思う。

 ほぼ予定通りに、西吾野駅に着くことができた。