奥武蔵の修験遺跡
−黒山からスカリ山−

【年月日】

2015年11月17日
【同行者】 全部で9人
【タイム】

黒山(7:36)−役行者(8:22-8:31)−顔振峠展望台(9:09-9:22)
−諏訪神社(9:38)−スカリ山(10:48-10:59)−鎌北湖分岐(11:05)
−鎌北湖第二駐車場(11:24)

【地形図】 越生 正丸峠 原市場 飯能 ルート地図

クリタケ(大きな写真)
ニガクリタケ(大きな写真)

 黒山温泉はやはり、閑散としていた。
 道路にイチョウの葉が落ちて、黄色が鮮やかだった。

 人の姿の見えない車道歩きしばしで、傘杉峠の入口。
 すぐに左折して役行者に向かうのだが、全体のペースが速いせいか、いささか疲れる。
 途中でクリタケがでているのを見つけたので、いくらか摘んでいった。

後鬼(大きな写真)
前鬼(大きな写真)

 役行者で小休止。
 樹林の中なので日は射さないが、落葉散り敷く小広場は明るくて気持ちがよい。

 その先は平坦なトラバースで、林道に出た。
 いつもはバイクや自動車の多い道なのだが、この日は平日のため、静かだった。
 富士山がちらりと見えたが、あまりよくなかった。
 顔振峠界隈の茶店には、ハイカーの姿もなかった。

 展望台まで登って、休む。
 ピークのアズキナシはほとんど実を落としてしまった。
 川越方面の展望は、高曇りだ。

アズキナシ(大きな写真)
みかん(大きな写真)

 展望台から南に下る踏みあとがあったので、そちらに入る。
 作業道らしいが、尾根とつかず離れずトラバースして、最後は諏訪神社の手前に出る近道だった。
 ヒノキ間伐の作業中だったので、そこは急いで通過した。

 越上山をパスして快調に進んだが、一本杉峠の手前で転倒し、足首をひねった。
 歩行に支障はなかったが、このあたりはやや速すぎた。

 展望のない鉄塔を過ぎ、鎌北湖分岐を見て過ぎると、先日も来たエビが坂。
 偽スカリ山への登りはひどく急だ。

 いったん下ってスカリ山に着くと、ハイカーが二人、休んでいた。

 ここで11時前と、なかなか早く着いたのだが、鎌北湖11時35分のバスに乗りたいという意見が出た。
 それはチト無理だろうと思ったが、エビが坂手前の分岐を下れば、ひょっとすると間に合うかもしれなかった。

 せめて1時間に1本くらいのバスがあれば、どっちでもよいのだが、そのバスの次は2時間後だったので、急いでなんとかなるのであれば急ぐ価値があるかとも、思われた。
 みんなも同意見だったので、「無理は無用」と念を押して、エスケープルートに想定していた分岐から、鎌北湖に下った。

 下り道で一段とスピードアップしたように思えたのは、気のせいか。
 と最初は思ったが、気のせいではなく、すごいスピードで下り、あっという間に車道に出た。
 ゆずやみかんが色づく鎌北集落の風景を楽しむゆとりもなく、バスが来るずいぶん前に、バス停に着いた。

 もろバスゆず号は9人乗りだったので、ぎりぎり乗りきれた。
 毛呂駅で上り列車の待ち時間がたっぷりだったので、ちょっくら直売所に行って、みかんを買ってきた。