−楢抜山− |
【年月日】 | 1996年2月15日 |
【同行者】 | 単独 |
【タイム】 |
河又(9:05)−尾須沢鍾乳洞(9:25)−楢抜山(10:20) |
【地形図】 | 原市場 |
下山口近くの上赤沢バス停付近にMTBをデポし、自動車を河又名栗湖バス停近くにとめて尾須沢鍾乳洞への山道を登りはじめた。
小沢に沿った植林の道だが、ミソサザイのさえずりが聞こえた。
ひと汗かくころ、前方に岩場が見えてき、尾須沢鍾乳洞に着いた。
岩場は5メートルほどの石灰岩で、とてもきれいな岩だが、よくみると多少ハングしたフェースにはびっしりとボルトが打ってあり、チョークがこびりついているのがわかった。
しかし、ベンチのおかれたところから左の尾根へとりつこうとして数メートル歩いたところで、この岩場一帯がとんでもないことになっていることを知ってしまった。
少しでも踏みあとをはずそうものなら取り返しのつかないことになるのはまちがいなかった。
なぜこんなことになってしまったのだろう?
鍾乳洞への道に沿った小沢には水道施設があったぞ。
とにかく黄金地帯から脱出したかったので、どんどん左への踏みあとを行くと、伐採作業地あとの広場に出てしまった。
踏みあとはここで消えたので、緩傾斜の岩場を登って尾根にとりつき、コアジサイやクロモジのヤブを登っていくと、はっきりした踏みあとに出た。
肩で仁田山峠からの踏みあとを合わせ、急降下。
急登しばしで楢抜山の三角点着。植林と春がすみで展望は皆無だった。
下りはじめてすぐの分岐は黄色いテープのある右の急降下。
505mピークには、右の町村界尾根上にも踏みあとがあるが、ここは左。
460m小ピークを過ぎ、348m水準点あたりで尾根が3つに分かれたので少し思案したが、コンパスを出して真東へ急降下する踏みあとを選ぶと、わけなく赤沢会館の庭に降り立つことができた。 |