のんびり武川岳

【年月日】

1992年5月11日
【同行者】 単独
【タイム】

タイムとらず

【地形図】 正丸峠 秩父

 生川の登山口に着いたのは10時過ぎ、みどりがずいぶん濃くなったのを感じながら、ゆっくり登る。

 先月咲いていた花は、ほとんどなごりすらなくなっており、登山口の近くにはホウチャクソウ、ヒメレンゲなどが咲いていた。
 クジャクシダもちらほら。

 峠への登りにかかるとムラサキケマンやミヤマキケマンが多い。
 昼のおかずにとウワバミソウ、ミツバ、モミジガサを少し摘んでいった。

 あまりにゆっくり登ったため、妻坂峠まで1時間もかかってしまった。
 妻坂峠あたりはニリンソウが一面に咲いており、エンレイソウも上品な花を咲かせていた。
 ラショウモンカズラはまだつぼみだった。

 武川岳への急登ではタチツボスミレが多い。
 ミツバツツジも葉が開いてしまっていたが、花もいくらか残っていた。
 ハイカーが何人かが登って来たが、今日の人たちは静かでよかった。

 ヒガラ・コガラ・アカハラらしき啼き声が聞こえていた。
 帰りは一気に下ったので、生川に着いたのは1時過ぎだった。