山伏峠から伊豆ヶ岳

【年月日】

1989年7月7日
【同行者】 2人
【タイム】

記録なし

【地形図】 正丸峠 原市場

 山伏峠のちょっと広くなっているところに自動車をとめ、ゆっくり歩きだす。
 ここを登るのはずいぶん久しぶりだ。
 赤土の道は急で、すべりやすい。

 スギの植林地は、枝打ちと下草刈りはしてあるが、細い木がやや目につく。
 道路工事でもしているのか、機械の音がうるさい。
 一本のヤマユリのつぼみが道をふさいでいた。

 小ピークから少し下り、鞍部から丸太の埋めこまれた道になる。
 登山道のわきに、ヤマドリタケモドキらしきキノコの幼菌がいくつか見つかった。
 もう7月だからキノコが出ていても不思議ではない。
 その先ではクロハツのようなキノコに土がかぶっているのがたくさんあった。

 白いヤマアジサイやギンリョウソウ・ハエドクソウなどを見ながら、急な斜面を登る。
 ちょうど40分で伊豆ヶ岳に着いた。
 曇っているため、展望なし。

 ガスの向こうの雑木林の緑があざやかだ。
 山頂のそこここで、リョウブがたくさんのつぼみをつけている。
 目の前にはアケビの実が二つなっている。

 下りは早かったので、家には11時すぎに帰れた。