石尊神社前の駐車スペースから少し南に行ったところが登山口。
ヤマホトトギスが咲いていて、初秋の風情。
はじめは手入れのされないスギ林・アカマツ林が続き、暗く荒れた感じだが、ひと登りでいい雰囲気の雑木の尾根になる。
道幅は広く、尾根の南側を巻きながら、じつにゆるやかに登っていく。
花はほとんどないが、多少乾燥してはいたものの、きのこの種類はすこぶる多い。
キイボカサタケ、ナギナタタケ、ニガイグチモドキ、ナラタケモドキ、チシオタケ、キイロイグチ、キミアシイグチ、ニオイワチチタケ、アカイボカサタケ、フクロツルタケ、オニイグチモドキ、クロラッパタケ、キンチャヤマイグチ、ヒメスギタケ、チチタケ、クロハツ、ヒロハチチタケ、ムラサキフウセンタケ、ムラサキアブラシメジモドキ、イタチタケ、カワリハツ、ドクベニタケ、カバイロツルタケ、ウスキテングタケ、ドクツルタケ、ベニナギナタタケ、カレバキツネタケ、カノシタ、ツルタケ、クサハツなど。
それ以外にも、名前のわからないきのこがたくさん出ていた。
山頂で食べようと思ってチチタケを摘みながら行く。
これといって特徴のない坦々とした登りが続き、笹の下生えのカラマツ林になると、1600メートル三角点の分岐。
この前後には至るところにクサハツが出ていた。
山頂直下に咲いてたヤマトリカブト
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おだやかな雑木林の道
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その先はずっとササとカラマツの中の登り。
尾根の北面はおおむね自然林なのだが、雑木林からブナ林、さらにコメツガ林へと変化する。
このあたりには、カバイロツルタケが多い。
イヌブナの大木にブナハリタケやツキヨタケが出ていた。
1797メートルピークに登らず、南を巻いた先が、水晶ナギの分岐。
樹林越しに雨乞岳が望まれる所だ。
尾根通し行くと、雨乞岳への最後の登り。
なかなかの急登だ。
足元にはキノボリイグチやハナイグチ。
センジュガンピ、ヤマトリカブト、マルバタゲブキ、ホタルブクロ、ヤマハハコなどがわずかに咲いている。
山頂直下を南北に巻く立派な山道が開かれていたが、あれはどこから来るのだろう。
まずまずの天気だったが、薄曇り。
山頂からは、白州の町、登ってきた尾根、水晶ナギ、日向山などが望まれた。
帰りは来た道を戻った。
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