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【年月日】 | 1991年7月22日 |
【同行者】 | 単独 |
【タイム】 |
広河原(4:00)−二俣(6:10)−八本歯(8:05)−北岳 |
【地形図】 | 鳳凰山、仙丈ヶ岳、間ノ岳 |
甲府駅前のバス停で新聞紙を敷いて寝ていると、タクシーの運転手が相乗りで行かないかといってきたので、すぐ隣にいた男性客とともにそれに応じ、おかげで3時半すぎに広河原に着いた。
夜が明けてくると、空はどんよりと曇っているが、大樺沢の前方に北岳が見えていた。
1時間ほどで大崩壊のところに着き、小休止。
イチリンソウ、クルマユリなどが咲いており、サンカヨウは青い実をつけていた。
右岸から踏みあとは一度雪渓におり、しばらくは雪渓の上を歩く。
八本歯沢に入ると、傾斜がきつくなる。
八本歯はすぐ前の方に見えているのだが、ちっとも近くなってこない感じ。
前方には鳳凰三山、八ヶ岳などが見えてきていた。
そこからすぐ上に八本歯まで40分という道標があり、急な支稜に取りつく。
トラバース道の分岐まで登ると、雨と風が激しくなってきた。
ミヤマオダマキ、オヤマノエンドウ、シナノキンバイ、ミヤマキンバイなどが咲いてはいるが、山頂の展望は皆無で、風雨が激しいので、早々に引きあげてしまった。
ザックをおいたところから、北岳山荘へ。
北岳山荘にに着いたのは10時前。
雨のあいまをみて、花の写真を撮りながらゆっくり下った。
4泊5日分の食料と幕営用具はまったく使わず、その日のうちに家に帰った。
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