絶景の山頂
- 奈良井ダムから坊主岳 -

【年月日】

2023年11月2日
【同行者】 単独
【タイム】

駐車スペース(7:38)−坊主岳登山口(7:47)−小坊主(8:39)
−坊主岳(9:58-10:46)−駐車スペース(12:10)

【地形図】 宮ノ越 藪原 ルート地図

 登山口の看板が大きいのですぐにわかったのだが、近くに駐車スペースがない。
 道路が広くなったところが一ヶ所。駐車できそうなのはここだけ。

鋭鋒の肩に経ヶ岳
北峰

 少し歩いて、登山口から尾根を登る。
 ここはアカマツ林で、松茸山だ。
 マツタケ道が錯綜するが、登山道はほぼ真っすぐ、尾根を登る。

 最初から急登だが、先が長いので、ペースをセーブしながゆっくり行く。
 紅葉した雑木類がいい感じだった。
 ヒナウチワカエデが多い。

 あまり疲れずに小坊主の三角点。
 ここはピークでなく、尾根上の一地点だ。
 小学一年生が使ったと思しき昔の椅子がおかれていた。

 この先はずっとスズタケが覆う道になる。
 刈られていないのでヤブかと思うが、道形ははっきりしている。
 しばらくは穏やかな登り。

 標高1550メートルあたりから傾斜がきつくなる。
 この急登は山頂まで続くはずなので、さらにペースを落として登る。

 雑木の混じったカラマツ林だが、きのこはもう何もなく、花も咲いていない。
 おまけに展望もまったくない。

山頂
錦繍

 当たり前だが、けっこう疲れてきた。
 とはいえ、休みたいような場所もないので、登高を続けていくと、ササの丈が低くなり、周囲が開けて、山頂の一角に出た。
 坊主岳の名の通り、樹林がなく、ササと灌木に覆われた大展望のピークだった。

 快晴ではあるのだが、うすい靄が多く、遠望はきかなかった。
 西駒ヶ岳や御嶽山がぼんやりと見え、至近距離にある経ヶ岳は逆光だった。
 理論的には、乗鞍岳や北アルプスや八ヶ岳も見えているはずだったが、全く見えなかった。
 やや残念。

 木でできた祠のわきに、一心行者の供養碑、覚一行者という人の供養碑。これらは新しい。
 その他の古い石碑は風化して、文字を読むことはできなかった。

 大休止ののち、来た道を戻った。