志賀・草津の展望台
−老ノ倉山 −

【年月日】

2023年8月4日
【同行者】 単独
【タイム】

T字路(11:49)−老ノ倉山(12:06-12:33)−T字路(12:39)

【地形図】 御飯岳 ルート地図

 万座道路のT字路にちょっとした駐車スペースがある。
 地形図を見ると、あっという間に登れそうだが、いちおう、普段の装備を背負って出発。

イチヤクソウ
ミネウスユキソウ

 シラビソ・コメツガの樹林帯の急登で、なかなかにつらい。
 それでも、15分ほどで山頂へ。

 すばらしい大展望。
 すぐに帰ったのではもったいないので、背負ってきたザックを下ろして小休止。
 コーヒータイムにした。

 水蒸気がやや多いのは残念だったが、志賀の山々・御飯岳など上信国境の山々が一望できた。
 ピークでは、イチヤクソウ・ミネウスユキソウ・ノアザミ・キンコウカなどが咲いており、ウメバチソウのつぼみもふくらんでいた。

御飯岳
鎌原観音堂

 車に戻ってナビをセットすると、万座から有料道路を通るよう指示してきたので、そちらを通ってみた。
 できればここは無料にしてほしいと思ったが、煽ってくる人もいなかったので、のんびりドライブするにはいい道だ。

 鹿沢口の駅を過ぎて登りにかかったところに、鎌原観音堂がある。
 今回のお礼参りはここにした。

 観音堂は斜面に立っていて、とくに高台にあるというわけではない。
 土石流が襲来したときにここに避難した人がいたのは、まさに観音堂だったからだろう。

 当時は写真の石段の下にまだ石段が続いていて、下部からは避難してきた二人の女性の遺骨が見つかったという。
 鎌原村は土石流によってほぼ完全に埋没したのだった。

 隣接する嬬恋郷土資料館も見学。
 発掘調査によって出土した日用生活品は生々しかった。