春の里山
−鴨ヶ嶽から箱山 −

【年月日】

2023年4月22日
【同行者】 単独
【タイム】

日本土人形資料館(9:56)−鴨ヶ嶽(10:49)−箱山峠(11:34)
−箱山(12:10-12:51)−箱山トンネル西口(13:14)−日本土人形資料館(13:43)

【地形図】 中野西部 中野東部 夜間瀬 替佐 ルート地図

 日本土人形資料館(東山公園)の駐車場から歩き出す。

 すぐに如法寺だが、見どころが多くて、境内をしばらく徘徊。

 まずは大銀杏。
 ちょうど新緑が萌え始めたところで、美しく立派だ。

如法寺の大銀杏
大悲閣観音堂

 弘法堂もさることながら、やはり懸け造りの観音堂は圧巻だった。
 大石の上に直接柱を立ててある。

 堂内は見えないが、天井には極彩色の観音絵図があった。
 お堂の周囲には、石仏が点々とおかれていた。

 墓地へ登っていくと、防獣柵と電柵がある。
 これを越えると、登山道。

 おおむねスギ林だが、イカリソウは多い。
 やや光の入るところに、ホタルカズラ。

 登り着いたところが鴨ヶ嶽らしい。
 霞がかかっているものの、妙高プリン山が見えて嬉しい。

観音絵図
ホタルカズラ

 ここから尾根をまっすぐ北に向かうのかと思いきや、道は西へと下っていく。
 立派な堀切があって、城主の決意を感じさせる。

 かなり下ると、今度は展望地からトラバース。
 クルマバソウの群落が多く、ちょうど花が咲いていた。
 コゴミは完全に遅かった。

横手山・笠ヶ岳・坊寺山
クルマバソウ

 箱山峠を越える道はちょっと荒れていて、ルートじゃないかと誤解して直進したら、トンネル西口に出てしまった。
 ここは回れ右。

 箱山峠からは、雑木林の登り。
 ミヤマセセリが飛び、オケラが芽吹いていた。

ミヤマセセリ
オケラ

 オケラを摘みながら登るのだが、意外に長い。
 鴨ヶ嶽より箱山のほうがやや高いのである。

プリン山
オケラーメン

 箱山にもしっかりした堀切があって、こちらも城跡。
 小広い本曲輪には地元の修験者らしき人々の名前の彫られた供養塔が三つ、建てられている。
 それぞれ、幣束が下がっているから、今も地元の神社がお祭りしているのだろう。

 展望もよく、頸城の山々に加えて、志賀高原方面も見えていた。
 山には珍しく、アゲハチョウが飛んできた。
 ここで大休止。

アゲハチョウ
箱山の供養碑

 帰りは、箱山峠からトンネルへ下り、車道を歩いて、元の場所に戻った。