穏やかな里山
− 明覚山 −

【年月日】

2022年5月19日
【同行者】 単独
【タイム】

須坂市体育館(8:14)−坂田山(9:59-10:29)−明覚山(11:02)
−天徳寺(12:13)−須坂市体育館(12:37)

【地形図】 御飯岳 須坂 中野西部 ルート地図(マウスホイールまたは左下のズームで拡大・縮小)

 体育館の駐車場が事実上の登山口になっていた。
 ただし、登山口の表示なし。
 急な斜面を登りつめると、すぐに鎌田山。

ホタルカズラ(大きな写真)
ギンラン(大きな写真)

 ホタルカズラやギンランがちらほら見えるが、ともあれ登るしかない。
 ピークまで行けば、穏やかな道が登下降する。

 里山なので仕事道が分岐するが、尾根を行けばいいので、問題なし。
 大星の峰からは明瞭な道が南へ下っていた。

 和合峠休憩所で作業道を分け、ひと登りで古城跡。
 この地域の地侍だった須田氏の砦らしく、空堀がある。

 次の大谷山まで、ちょっと頑張りどころとなる。
 このあたりからヤマツツジがいい感じになってきた。

プリン山(大きな写真)
鹿島槍あたりか(大きな写真)

 また穏やかになって、柏木平の峰。
 少し下ったところに昇竜岩。
 下界がよく見えるような展望台かと思ったが、樹林帯の中にある岩なのだった。

 坂田山への登りはかなり急で、頑張りどころ。
 新しい鎖が設置されているが、危険箇所ではなく、これをつかんで登りなさいという意味だろう。

 坂田山は北と西が開けた好展望のピークで、三峯神社の小祠が置かれていた。
 北は妙高山・斑尾山・雁田山など。

 西は虫倉山を前景に、靄がかかりながらも、後立山連峰がほぼ全山見えていた。
 ここで大休止。

ヤマツツジ(大きな写真)
ラショウモンカズラ(大きな写真)

 地形図を見ると、明覚山までまだ距離はあるのだが、傾斜はさほどでない。
 ラショウモンカズラ・クルマムグラなどを見ながらゆるく登下降して、明覚山。
 ピーク手前に堀があり、ここも須田氏が拠った雨引城址で、木の祠がある。

 展望は全くないので、休むことなく、下山にかかる。
 坂田山からは、天徳寺への道を下った。

 下山後、豪商・田中本家博物館を見学した。
 明治以降のさまざまな品物がよく保存されていて、とても面白かった。