梅雨の雑木林
−ガスと霧雨の高社山 −

【年月日】

2019年7月6日
【同行者】 単独
【タイム】

谷厳寺前(7:40)−高社山(10:14-10:46)−谷厳寺前(12:35)

【地形図】 替佐 夜間瀬 ルート地図

 看板に従って山道に入る。
 お寺の裏あたりに出ると、金塗りのでかい仏像がいくつも建っている。
 ほんとは不動の線刻のあるところから右手の細い踏みあとに入らねばならなかったのだが、仏像に行く広い道に入ってしまった。

モリノカレバタケ(大きな写真)
オトギリソウ(大きな写真)

 梅雨どきらしく、モリノカレバタケの群生などもあって、仏像ロードはかなり奥まで続いていた。
 ところが、最後の仏像から先は、やや怪しい踏みあとと化し、ついには消滅した。
 地形図には破線が記されているのだが、この道は廃道らしい。

 やむなくヤブの薄そうなところから尾根に上がった。

 尾根道は、杉の植林と雑木の中につけられており、花もきのこも見当たらなかった。
 一本登りで次第に傾斜が出てき、ずいぶんな急登しばしで、線刻が三体安置された胴結場。
 ここは一杯清水への踏みあとと赤岩下山口近道の分岐にもなっている。

イチヤクソウ(大きな写真)
ミヤマクルマバナ(大きな写真)

 ここでいったん急登から解放されて、穏やかな尾根歩きなのだが、天気はよくなく、雨は降ってないものの、風もあってさほど快適でない。
 それでも、ウツボグサ・ミヤマクルマバナ・オトギリソウ・ミヤマナルコユリなどがいくらか咲いていて、ありがたい。
 ヤマツツジも少し咲き残っていた。

ミヤマナルコユリ(大きな写真)
ヤマツツジ(大きな写真)

 やや急なところを登りきると、八幡神という札の立つ石祠。
 穏やかなところを少し行くとオーバーハングした岩根に祠の祀られた場所。
 幔幕が汚れていて、あまりいい感じでない。

 その先、地形図に天狗岩とあるところで道は二分する。
 左は鎖場だが、まずは右に行ってみた。

 晴れていれば展望のよさそうなところだが、この日は何も見えず。
 御大典記念という石柱が建っていた。

 戻って鎖場を登り、さらに尾根を行く。
 次のピークへはかなりの急登で、登りつめたところには、壊れた灯籠と大きな石祠があった。

 ここから三角点ピークへはひと登りだった。
 祠の前で大休止。
 展望なし。
 下山にかかったころ、薄く志賀高原が見えた。

谷厳寺1(大きな写真)
谷厳寺のあじさい(大きな写真)

 下りはとても快調。
 谷厳寺と高社神社にお参りしても2時間かからなかった。

谷厳寺2(大きな写真)
谷厳寺3(大きな写真)

 谷厳寺の境内は、美しく手入れされていて、あじさいが美しく咲いていた。
 山門下では、トチノキの大木が立派で、石垣もまた、迫力があった。