ドウダンツツジ落花
− 恵那山 −

【年月日】

2018年7月9日
【同行者】 単独
【タイム】

ゲート(7:42)−広河原登山口(8:10)−四合目(9:14-9:18)−恵那山(10:44-11:10)
−四合目(12:28-12:30)−ゲート(13:37)

【地形図】 中津川 伊那駒場 ルート地図

 園原インターが近いのだが、下り車線からは降りられないので、飯田山本インターで降りて国道を行く。
 前日にある程度の雨が降ったはずだが、戸沢集落先の林道に通行止めの表示はなく、道は多少荒れてはいたものの、ゲートまで問題なく走れる状態だった。

 ゲートからしばらく林道を行く。
 白花のヤマアジサイがたくさん咲いているが、それ以外の花は少ない。
 ヤマブキショウマやキバナノヤマオダマキ、ウツボグサなどがいくらか咲いている程度だった。

 本谷川は増水していたが、橋は問題なく渡れる状態だった。
 取り付きからかなりの急登が続く。
 ネズコ・サワラの交じる雑木林だが、まだ早いのか、フシグロセンノウさえ咲いていない。
 きのこもほとんどなし。

 四合目の小広場で小休止。
 梅雨前線が北上して、太平洋高気圧からの熱風に覆われて、ひどく蒸し暑く、発汗量も尋常でなかった。
 御神楽岳や二王子岳に行ったときが、ちょうどこんな感じだった。

イチヤクソウ(大きな写真)
ゴゼンタチバナ(大きな写真)

 明瞭な尾根歩きになっていくらか傾斜が緩み、ひと息つくことができるが、すぐにまた厳しい登りが始まる。
 相変わらず花は少なく、センジュガンピやイチヤクソウをいくらか見た程度だった。

 標高1900メートル前後のササ原からは、飯田方面が望まれるのだが、ガスが多くてあまり見えなかった。
 とはいえ、風も多少吹いていて涼しく、かなり快適になった。

 南東尾根と合すると、シラビソの樹林帯になる。
 風情としては鉢盛山の雰囲気なのだが、オサバグサもイチヨウランも咲いていない。
 華を添えるのは、ゴゼンタチバナ数株。
 ドウダンツツジも盛りを過ぎていて、たくさんの花粒が登山道に落ちているようすは、みごとだった。

山頂のオババ(大きな写真)
サラサドウダン(大きな写真)

 ほどなく三角点のある広場に着く。
 立派な櫓に登ってみるのだが、展望なし。
 ここは晴れていても、周囲は樹林に遮られていそうだった。

 アブは少ないが、無数のブヨがまとわりついてきたので、櫓の上で大休止。
 ブヨはどんどん集まってきて、櫓の上も下も同じようなものだった。

 三角点近くには似た形の祠が数基。
 メインと思しき祠のわきには、女性の形をした神像。
 これはイザナミノミコトか天照大神か。

落花(大きな写真)
キバナノヤマオダマキ(大きな写真)

 三角点よりやや高い北峰には、とても立派なトイレと避難小屋があった。
 水を背負いあげてここで泊まれば、いい山行きができるだろう。

 帰りは来た道を下ったが、展望地あたりで驟雨に遭遇。
 しかしすぐやんだ。

ウツボグサ(大きな写真)
月川温泉

 下山後、月川温泉に立ち寄り。
 たぶん新しい温泉だろう、お湯も建物も、きれいなだった。