秋の大峯山から太郎山

【年月日】

2016年10月10日
【同行者】 単独
【タイム】

駐車スペース(9:43)−信濃東信148号鉄塔(10:32)−大峯山(11:13-11:46)−148号鉄塔(12:22)
−太郎山(12:59-13:03)−148号鉄塔(13:32)−駐車スペース(14:02)

【地形図】 坂城 真田 ルート地図

 ゲートを越えてから鉄塔の登山口(巡視路の入口)まで、けっこう長かった。
 一帯は開拓地らしく、途中に開墾記念碑も建っていた。
 もっとも、現状耕作されている畑はほとんどなく、広大な荒れ地と化していた。

野菊(大きな写真)
野菊(大きな写真)

 獣害がひどいだろうから、ここで今、農業をするのはとても不可能だろうが、人家がもっとあれば、いい田園になっただろう。
 この国の近い将来は、このような姿なのだろうか。

 鉄塔登山口のやや手前で路肩が崩壊していたので、大事をとってそのやや手前で自動車をとめて、歩き始めた。
 道ばたには、野菊やアキノキリンソウが満開だった。

リュウノウギク(大きな写真)
アキノキリンソウ(大きな写真)

 草むらを抜けて斜面にとりつくと、荒れたカラマツ林。
 きのこの姿はほとんどないが、ガマズミやオトコヨウゾメの実が美しく輝いていた。

ガマズミ(大きな写真)
ハナイグチはもう終わり(大きな写真)

 鉄塔のわきを過ぎ、尾根への急登をこなすと、148号鉄塔の建つ主稜に登り着く。
 ここからはおおむね、アカマツ混じりの雑木林である。

オトコヨウゾメ(大きな写真)
鳥居(大きな写真)

 林相も下地もよいのだが、思わしいきのこはほとんど見えなかった。
 面白い形の鳥居をくぐり、最後はかなりの急登で大峯山に着いた。
 南から西が伐開されており、好展望なのだが、この日は雲が多かった。

虚空蔵山(大きな写真)
エセオリミキ(大きな写真)

 大休止のあと、引き返す。
 148号鉄塔に戻ってもさほど疲れていなかったので、太郎山に足を伸ばしてみた。

山栗(大きな写真)
カヤタケ群生(大きな写真)

 こちらは、尾根の両側が松茸山になっており、新しいテープが張られていた。
 とはいえ、落ち葉が堆積しており、マツタケが出そうには見えず、キシメジやショウゲンジがいくらか出ていた。

 こちらの道は登り下りが少なく、東峠まですぐだった。
 東峠から太郎山へは、栗林の中を急登する。
 ライラックフウセンタケがたくさん出ていた。

ライラックフウセンタケ(大きな写真)
ライラックフウセンタケ(大きな写真)

ライラックフウセンタケ(大きな写真)
ライラックフウセンタケ(大きな写真)

ライラックフウセンタケ(大きな写真)
ライラックフウセンタケ(大きな写真)

 栗を拾いながら登っていくと、すぐに山頂。
 大峯山で見たのと同じ展望だが、雲はずいぶんとれてきていた。
 山頂のすみでは、ヤマラッキョウが盛んに咲いていた。

ヤマラッキョウ(大きな写真)
キシメジ(大きな写真)

ヤマブドウ(大きな写真)
開墾記念碑(大きな写真)

 あまり長居はせず、来た道を戻った。

速素戔嗚神社の大ケヤキ(大きな写真)
速素戔嗚神社の大ケヤキ(大きな写真)

 登山口の手前に、速素戔嗚神社があり、大きなケヤキがあったので、見に行った。
 神社は新しかったが、ケヤキの巨木はたいへん立派なものだった。