ソヨゴの実も揺れて
- 霧訪山 -

【年月日】

2006年11月14日
【同行者】 単独
【タイム】

宮前登山口(10:30)−霧訪山(11:20-11:55)−大芝山(12:38)
−分水嶺登山口(13:15)−宮前登山口(14:30)

【地形図】 塩尻、北小野 ルート地図

 朝少し出遅れたために甲府で渋滞につかまった。
 ここは早朝に通過しなければダメだと学習。

 前日までは晴天予想だったが、現地に行ってみると晴れ間は見えるものの、黒い雲が出ていて、午後は雨になるかも知れないという予報に変わっていた。

 登山口からしばし急な階段道。
 その先もずっと登りが続く。

 周囲はすべてアカマツで、マツタケ山につき入山禁止の札が下がっている。
 アカマツに混じるミズナラ、カエデ類の紅葉が美しい。

ミズナラも精一杯の装い
御嶽山大権現

 御嶽山大権現の石碑を見た先で青い避難小屋。
 入口の戸と床がないので、テントがないと泊まれない。

 どこまで登ってもアカマツ林だが、ミズナラ・イヌブナ・ソヨゴも多い。
 ソヨゴには赤い実がいっぱいついていた。

塩尻市街と虹
イロハカエデ

 1時間もかからずに山頂。
 遮るものは何もないのだが、高い山には雲がかかっていて、せっかくの展望も今ひとつだったが、塩尻方面に両足を地につけた立派な虹が見えた。

 休憩はしなかったのだが、大芝山への縦走路をミスして30分のロス。
 ちなみに、南へ下る立派な道はもとの登山口への手軽な周回路。
 「えぼしへ」という道標のある西の尾根は、塩尻市と辰野町の境界尾根を行くようだ。
 大芝山へは真北への尾根道を行く。

 尾根が東に折れるところは雑木林でカタクリ平。
 しばらく下った三叉路には「ブナの分かれ」という道標がある。
 ここは下西条から山ノ神自然園経由で霧訪山に至る登山道が出合う場所。

ソヨゴの実
大芝山への尾根

 送電鉄塔の建つピークは「たきあらしの峰」とあり、北西の三角形のピークが見える。
 風が強くなってき、ときどき時雨れたが、雨具を着込むほどではなかった。

 大芝山付近はミズナラなどの雑木林。
 一帯はイノシシのヌタ場で、地面を掘り返したあとだらけだった。
 大芝山は雑木に囲まれたピークで展望は樹林越し。

アブラギク
ダンコウバイ黄葉

 さらに行くとまた三叉路で、洞ノ峰を経て下西条に行く道と分水嶺登山道経由で善知鳥峠に降りる道に分かれる。
 ここは右(東)の分水嶺道をとる。

 こちらはカラマツの植林地が多かったが、カラマツの黄葉はまずまずだった。