田植えの終わった棚田から登る
- 虚空蔵山 -

【年月日】

2006年5月27日
【同行者】 単独
【タイム】

岩井堂観音登り口(11:00)−虚空蔵山(12:00)−岩屋神社登山口(12:23)
岩井堂観音登り口(13:10)

【地形図】 明科、信濃西条 ルート地図
【関連ページ】 初夏の虚空蔵山

田植えの終わったばかりの棚田
キリの花が満開

 安曇野ではちょうど田植えが終わったばかりのようで、小さな苗のまわりには、植えた人の足跡がまだくっきりと残っていた。
 今は松本市の一部となった旧四賀村の中心部から村民グランドの方へと走り、花川原林道に入ってすぐのところに岩井堂観音登り口という表示があり、駐車スペースがあったので、そこから歩くことにした。

 一帯は狭い谷だが、ここにも、田植えの終わった棚田が築かれていた。
 うつつの清水の説明を見て過ぎると虚空蔵山登山口の道標。
 ここから山に入る。

ヤマツツジ咲く道
ズミも満開

 登山口からしばらくはアカマツの林。
 マツタケ山の村だけあって、至るところに立ち入りを規制するテープが張られており、入山禁止の表示がある。
 ヤマツツジやアイヅシモツケが咲いていて、ちょっと梅雨時を思わせる陽気。

 足元に多いのは、アマドコロ。
 ナルコユリかとも思うが、茎をさわると稜があるので区別できる。
 オケラの若芽も多い。

 高度を上げ、雑木林になると、ホタルカズラが目立つようになる。
 この時期の里山でよく見るが、ちょっと日本離れした青さだ。

アマドコロ
ホタルカズラ

 ズミの花も満開だ。
 枝にはシオデがからんでいるが、もうずいぶん伸びてしまっていた。

 山頂の少し手前に、露岩のある展望台。
 晴れていれば、残雪輝く北アルプスが望めただろうが、かろうじて雨にならない程度の曇り空とあって、展望は皆無。

 登り始めから1時間ほどで小広い山頂。
 いいところだが何も見えないので、早々に下山。
 天気のいい日にまた来よう。

オケラの若芽
虚空蔵山全景

 来たコースはなかなか良かったが、せっかくなので岩屋神社コースを下る。

 木の階段をどんどん下ると岩屋神社。
 オーバーハングした岩庇の下の、なかなかすごいところに建てられている。
 神社前のモミの木は幹がずたずたに裂けているのに、まだ生きている。

 ほんのひと下りで登山口。
 林道を小1時間ほど歩いて自動車のところに戻った。