雪の少ない北山
− 雲取山から鞍馬寺 −
【年月日】 |
2006年12月27日 |
【同行者】 |
単独 |
【タイム】 |
花背高原バス停(9:09)−寺山峠(9:40-9:50)−一ノ谷
(9:56)−雲取峠(10:20)−雲取山(10:38)−ゲート(11:05)
芹生峠(11:48)−アソガ谷入口(12:21)−川原(12:25-12:50)
−滝谷峠分岐(12:54)−叡電鞍馬駅(14:34)
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【地形図】 |
花背、大原 |
リョウブ林の雲取峠
| 全山スギの植えられた鞍馬の谷
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出町柳発7時50分の広河原行きバスに乗れると、けっこういろんなコースどりができそうだが、この日はノーマルに雲取山。
バスの車窓から兜作りの人家を眺める。
周囲は冬枯れだが、雪はなし。
雪景色でない北山を見たのは初めてかもしれない。
廃スキー場のわきを緩やかに登り、細流に沿うスギ林の中の道に入る。
貧相なショウジョウバカマが生えているが、暗いスギ林の中では咲くまいと思われる。
流れが消えてひと登りで寺山峠。
この一角だけがクリやコナラの林なので明るい。
峠を越えるとすぐに一ノ谷。
ここも細流だが、魚影を見たような気がする。
ずいぶん瀟洒な雲取山荘を見てさらに一ノ谷を詰め、少し登って雲取峠。
ここはリョウブの林だが、シカの食害はほとんど見られない。
リョウブは細いが、立ち枯れも多い。
その中の一本にびっしりとニカワツノタケが生えていた。
柔らかいきのこの少ない季節だし、なかなかすごい群生だったので、たいへんうれしかった。
ここでしばし、きのこ撮影。
低気圧が去り、冬型になろうかという日だったため、時おり時雨れてきたが、暖かい日だったので雪にはならなかった。
ここからほんの少しだけ、クリ・コナラ・ドウダンツツジ・ネジキ・リョウブ・アセビなど、雑木林の道。
すぐに疎林の雲取山に着いたが、展望もなく雨も降ってきたので、先を急ぐ。
急なガレを下り、少し行くと三ノ谷。
あとはずっと林道歩きで、ひと気の感じられない芹生集落。
ここから車道を芹生峠に向かう。
花背旧峠を越えてアソガ谷を下った方がよかったのだが、その時には思いつかなかったので、後の祭り。
芹生峠下の地蔵さま
| 鞍馬寺奥の院近くの道
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この車道があんがい長くて退屈する。
芹生峠を越えて少し下ったところに地蔵さまが2体。
腰掛けのついた立派な覆屋があるのだが、壁には脳味噌の足りない人々による、落書きだらけ。
ついでに悪口を言わせていただけば、この道沿いには至るところに家庭ゴミ・粗大ゴミが捨ててある。
ゴミを捨てるなという看板が立ってはいるが、現状を見れば「ここはゴミ捨て場です」と言わんばかりだ。
由岐神社境内のカゴノキ大木
| 仁王門
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堰堤上の広い川原で大休止してすぐに、滝谷峠からの道が出合う。
しばらく下ると貴船神社の奥の院。
ついで貴船神社の本社だが、新しすぎて感興は今ひとつ。
飲食街を抜けて橋を渡り、鞍馬山への登り。
ここで義経がトレーニングしていたというわりには、すぐに奥の院だが、周囲は照葉樹とスギの巨木が林立していて、いいところだ。
ここもまたお正月の準備で忙しそうだったので、拝観はパスして叡電鞍馬駅に急いだ。
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