−天ヶ岳から金毘羅山−
車で登山口にいくときには、こんなにゆっくりしないのだが、たまにはこういうのもいいものだ。
鞍馬の奥に向かうバス道の両側は、北山杉。 京阪電車の窓から見える山が白くなっていたので、北山も雪だろうと思っていたが、こんなに積雪があろうとは。
百井別れのバス停で降り、雪の上で身仕度。 雪がなくても車で登るのはたいへんだと言いながら歩いていくと、チェーンも巻かない自動車が下ってきた。
空は曇っていたが、一面の銀世界のため、あたりは明るく感じられる。 峠から百井に向かって少し下ったところに小さな道標があったので、そこから山道に入った。 積雪は部分的にひざほどまで。
百井峠への分岐を過ぎると右に天ヶ岳への分岐。
山頂の展望はまったくなし。
鞍馬に向かう道もあるが、ヤブがひどいので、さきほどの天ヶ岳分岐まで戻って大原方面へ。 雪はしだいに薄くなって、ツバキやアセビ、サカキなどがめだってきた。
大原に近くなると杉林。 寂光院方面と金毘羅山との分岐に着いたのは2時。 せっかくだから、金毘羅山まで足をのばすことにした。
翠黛山への急登は、北面を登るのでまた雪深い。
神社から尾根の上をさらに行くと見晴らしのよい岩の上。
金毘羅山の山頂は植林のなかで、展望は皆無。
肩から江文峠へどんどん下る。 金毘羅神社の社務所のような建てものを過ぎた先で江文峠への道を分け、左の道を直進。 車道に出てからバス停までは多少あったが、あまり待たずにバスに乗れた。 |