きのこの少ないブナ林
−鹿俣山周回−

【年月日】

2015年9月20日
【同行者】 単独
【タイム】

 ゲート前駐車場(10:18)−ブナ平(10:45)−鹿俣山(11:59)
 −ゲート前駐車場(14:07)

【地形図】 藤原湖 ルート地図

 ブナ林を歩きたくなったので、玉原に出かけた。

タヌキノチャブクロ(大きな写真)
ツキヨタケ(大きな写真)

 尼ヶ禿山には何度も行ったので、今回はブナ平から鹿俣山周回コースにした。
 ゲート先からブナ平への道に入ると、すでにブナ林。

 巨木でなくても、雰囲気はよい。
 倒木もあるが、タヌキノチャブクロやヌメリツバタケモドキしか見当たらない。

 しばし歩いて、ブナ平。
 ここから鹿俣山方向に行くと、ちょっと貧相な雑木林になるので、鹿俣山へは行ったことがなかった。

大ブナ1(大きな写真)
大ブナ2(大きな写真)

 雑木林を抜けると再びブナ林になり、なかなかの大木もあらわれる。
 意外な好林相に気をよくしたのもつかの間で、スキー場のゲレンデに出てしまう。

ニガクリタケ(大きな写真)
キツリフネ(大きな写真)

 やむなくゲレンデを登って行くと再び登山道に入り、若ブナの急登しばしで頂稜に出、さらにヒバやネズコの中をゆるく登ったところが山頂だった。

ダケカンバを握りつぶすブナ(大きな写真)
アカチシオタケ(大きな写真)

 山頂からは、玉原湖方面がよく見えた。
 このスキー場は、ブナ原生林を切り裂いて造成されているのだ。

ナラタケ1(大きな写真)
ナラタケ2(大きな写真)

 ピークには数名が休んでいて、まずまず賑やかだったので、休まず下山。
 帰りは、スキー場横の尾根からキャンプ場へ下ることにした。

ブナ林を切り裂いたスキー場(大きな写真)
ネズコ(大きな写真)

 ブナ平からの道より、こちらの方がブナ林としては、感じがよかった。
 ヌメリツバタケモドキやツキヨタケだけでなく、ブナハリタケ・ナラタケ・クロサカズキシメジなども、点々と出ていた。

倒れるブナを受け止める若ブナ(大きな写真)
看板を飲み込むブナ(大きな写真)

 巨ブナはないが、奇ブナはそこそこ見ることができ、倒れるブナを受け止める若ブナや看板を飲み込むブナなどを見る。
 いちど道を外して、ゲレンデに出てしまったが、すぐに登山道に戻った。

クロサカズキシメジ2(大きな写真)
クロサカズキシメジ1(大きな写真)

 キャンプ場まで来ると、原生林ではなくなり、貧相な森になる。
 キャンプ場は閑散としており、きのこの出ていそうな広場にも、大したきのこは出ていなかった。

ヌメリツバタケモドキ1(大きな写真)
ヌメリツバタケモドキ2(大きな写真)

 リフトをくぐるところで車道に出てしまい、登山道をロストするが、どうにか、リフト道をくぐる小トンネルを見つけた。
 緩やかな林間の道を歩いて行くと、天然モノと思しきカラマツが数本生えていて、ホテイシメジがいくつか出ていた。

ブナハリタケ(大きな写真)
ホテイシメジ(大きな写真)

 銅金沢に出れば、ゲートのある登山口はすぐだった。