− 松坂から千鹿谷 −
以前から気になっていた天神峠を歩こうとして、出かけてみた。 嶽ノ腰集落の入口に軽トラをおき、自転車で松坂まで下った。
国道の傍にコンクリート柱の道標が建っている。
「秩父郡三田川村大字飯田字松坂」と現在地が刻まれ、別の面に「和田ヲ経テ小鹿野町ニ至ル (境界マデ約八百米 約七丁余)」「栗尾ヲ経テ飯田三山方面ニ至ル (第一小学校マデ約千七百米)」、さらに別の面には「峠ヲ経テ上吉田村字千鹿谷ニ至ル」とある。
今も道が分岐するここが、天神峠への分岐だった。
まずは、天満宮にお参り。
由緒書には神社の裏の峠を天神峠と呼ぶとある。
とりあえず、神社のすぐ裏の峠状のところには、石造物は見当たらなかった。
廃道化してはいるものの、しっかりした踏みあとが錯綜するので、どこを歩くか迷ってしまうが、もっとも無難そうな道を行くと、みどりの村の手前で付け替え道になり、施設の駐車場に出る。
鞍部からはオリエンテーリングコースらしく、記号の書かれたポストが点々と取り付けられている。
石祠の側面には、太陽と月のレリーフが彫られていた。
さらに尾根を行くと、廃道化した林道に出る。
道がやや荒れてくると、千鹿谷の集落。
集落の中ほどから千鹿谷神社へのコンクリ道に入る。
鞍部には、勢至菩薩らしき石仏。
神社の反対側には火の見があって、やや荒れた道が続いている。
肩から反対側へと尾根を下ると、車道。
軽トラをおいたところまで、すぐだった。
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