展望の岩尾根
− 長尾城址 −
【年月日】 |
2021年5月8日 |
【同行者】 |
単独 |
【タイム】 |
瑞巌寺墓地(13:09)−最高点(13:23)−瑞巌寺墓地(13:39)
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【地形図】 |
皆野 安戸 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小可)
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墓地前のスペースに軽トラをとめ、つつじ山への看板に従って、登山道へ。
最初は孟宗竹、ついで雑木の中をジグザグに登っていく。
鉄製の手すりが設けられているが、足場はさほどよくない。
すぐに尾根の上で、好展望。
尾根の南端にはあずま屋があって、両神山が正面に見えた。
小さいが山全体が岩でできていて、尾根上にはツツジ類が生えているものの、樹林はほとんどなく、展望がよい。
北の主曲輪方面へ歩いていくと、中ほどに秋葉神社の石祠。
最高点にはコナラの木の横に、金毘羅神社の石祠があった。
空堀の類は見当たらず、岩山だから、削平されたらしき場所もなかった。
果たしてこれは、城址なのだろうか。
麓の説明板には、戦国時代の武将・長尾昭国ゆかりの城址と記されており、ネット上の登城記はほぼ全てそれを書き写している。
しかし、長尾昭国については、彼の事績に関する記録は何もなく、その名のみが伝わる。
長尾景春とつながりのある人物ではないかという想定は十分ありえそうだが、それだと戦国時代の武将というには無理がある。
伝承が残っているのだから、何らかの史実はあったのだろう。
かつて庭園のあとも残っていたという話も聞く。
この地に長尾氏にゆかりのある土豪が屋敷を構えており、この岩山を砦としていたのかもしれない。
岩壁下の不動堂にお参り。
不動堂だが、半ば神社のような建物だった。
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