バラ薮に阻まれる
− 小川峠周回 −

【年月日】

2021年5月7日
【同行者】 単独
【タイム】

小川耕地(9:33)−真弓沢北峰(11:11-11:41)
−小川峠(11:47)−小川耕地(12:59)

【地形図】 長又 万場 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小可)

 昨年小川峠に来たときには、小川側は防獣網に囲まれた植林地で、峠道があるようには見えなかった。
 しかしこの日、小川耕地で聞いたところ、防獣網は通過可能であろうし、つい数日前にも峠まで歩いた人がいたとのことだった。
 それならば距離もさほどでないことでもあり、峠まで容易に行けるだろうと甘く見て、歩き始めた。

 鞍骨山へ向かう廃道入口から作業道状態のを行く。
 台風で荒れたらしい峠道を行くと、キイチゴのヤブが出てくるが、まださほどではない。
 ひどいのは、防獣網をくぐって入ってからだった。

セリバヒエンソウ(大きな写真)
小川峠(大きな写真)

 道形は残っているのだが、それがかつての峠道なのかはわからない。
 はじめから終わりまで獰猛なイチゴのヤブで、両腕があっという間に傷だらけになり、作業ズボンが毛羽立ってきた。
 こんなひどいバラヤブは見たことがない。
 杉が植えられているのだが、杉苗をヤブが覆っていて、苗はろくに生育していない。
 思うに植栽後、防獣網で囲んだはいいが、下刈りをしなかった上、鹿が入らないため、イチゴの楽園と化してしまったのだろう。

 峠の直下まで悪戦苦闘したが、我慢できなくなったため、真弓沢北峰へ登る雑木林へ逃げた。
 北峰で大休止。

 峠から小川への道が少し残っていたが、それも防獣網の中へ消えていたので、網のへりに沿って下る。
 最後はちょっと急だったが、お助け紐使用で下りきった。

 道端にフキがいくらか出ていたので、詰んで帰った。